小樽の寿司屋、おたる政寿司の三代目の中村圭助です。
台湾二日目、
今日の課題は仕入れです‼︎基本的には北海道からおくりますが、どれくらいのものを台湾で仕入れることができるのか⁇
台湾の寿司屋のレベルはどんなものなのか?
ということで、一番安い回転寿司、人気のあるお店、ミドルアッパー層のお店、日本スタイルの高級店。全ていってきました。
最初は、安い回転寿司。アジアに200店やっているチェーン店です。
冷たくて固いシャリにマスクと手袋をしたお兄さんがやばいネタを置いていきます。
鳥肌指数92%‼︎
この時点で、台湾の寿司屋事情、そうとうやばいなぁ‼︎と感じました。
次に、魚の市場見学と今一番流行っている立ち食いのお店に‼︎またやばかったら、お腹壊しちゃうよ~‼︎
結果は、いい意味で裏切られました。日本並みのネタの質‼︎職人の技術は感じられませんが、雰囲気と商品のクオリティが高いと感じました‼︎マーケットにも日本のネタと同じものが同じくらいの値段でたくさんあります。これなら普通に寿司屋をやれるなぁ~‼︎
次はデパートに入っている人気の回転寿司‼︎値段は日本よりちょっと高めのところ‼︎
寿司の形、板前の質も一番安定している様子です。食べた感じもとくに悪くない‼︎っていうか日本の回転寿司とほとんど同じレベルです。でも、お腹いっぱいだったので、三皿しかたべれなかったけどね‼︎
寿司は食べ過ぎると飽きる‼︎
ちょっと休憩して、
夜に「初音鮨」さん。
…なんか聞いたことあるお店です。東京のお店は鮨組合の前会長の屋号です。僕も5年前にさくら祭りで、ニューヨーク、ワシントン、フィラデルフィアでお世話になりました。
よしっ‼︎行ってみよう‼︎というこで、入ってすぐにご挨拶をしたら、やっぱり、あの「初音鮨」さんの暖簾分けのお店でした。
生のサンマ、赤貝、ノドグロなど本当に日本のものと変わらない味‼︎
正直、驚いたっ‼︎
大将に流通のことをいろいろ教えてもらい、今回の物産展の心配事のほとんどがなくなりました。
流通がよくなり、海外でも日本と変わらないクオリティで寿司が提供されているのが現実です。
小樽のレベルでも中の上に入ると思います。
こういう寿司を海外のお客さんが食べていることをしらないと、むかしみたいなやり方ではもう満足しないと思います。
僕たちの取り巻く環境はどんどん変化しています。どんなに自分たちが変わらないとエゴをはっていても、まわりは変わります。だから、味、提供のしかたは変化し続けていかないといつの間にか時代に取り残されてしまう。
変わらないのは、理念とその時代で常に輝いていること‼︎
いろんなことを感じる一日でした‼︎
お腹いっぱい‼︎
ご馳走様でした^_^