「おいしい」と「おいしそう」 | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

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「おいしい」と「おいしそう」



こんにちは


小樽の寿司屋の三代目の 中村 圭助 です



寿司職人にとって


大事な要素は、3つあるといわれています



技術


コミュニケーション能力


清潔感



寿司屋は、


調理する人がお客さんの目の前で調理し


接客もする珍しい分野なんです。



だから、


「おいしい」だけでは50点なんです。



あとの50点は「おいしそう」の感覚をお客さんに感じてもらうことなんです。



「おいしい」と「おいしそう」では大きな違いがあります



「おいしい」は、食べた後の話。


「おいしそう」は、食べる前の話。



まったく、同じネタで


同じ技術を持っている二人がいたとして、



一人は、清潔感がある


もう一人は、清潔感がなかったら



後者のほうは感覚的に


「おいしくなさそう」ってなってしまって


同じ味のものでも


実際に、おいしくなくなってしまうんです。



板前は、


「おいしそうだな」って思ってもらうために


清潔感があり


技術もしっかりしていて、


商品の知識が豊富で、


商品の価値を伝えることがコミュニケーション能力があることが


望ましいです。