愛は貧しさに負ける

映画「ジェイン・オースティン秘められた恋」(2007)

ジェイン・オースティンの自伝的物語です。
$恋愛映画を話そうよ

原作は伝記作家ジョン・スペンスが発表した「Becoming Jane Austen」

2003年にファンがビックリすることがあった。

ジェインオースティンの恋愛を発表して全世界のファンの度肝を抜いた。

なんと死後、186年経過してからである。

映画「秘められた恋」
Becoming Jane
監督 ジュリアン・ジャロルド
脚本 ケヴィン・フッド  サラ・ウィリアムズ
出演者 アン・ハサウェイ ジェームズ・マカヴォイ

脚本家は語る。
「ジェインオースティンは人間の本質を知る作家だ」

主演アン・ハサウェイの大学卒論がジェインオースティンだったとのことで、
演じていて思い入れがあるだろう。

★愛は貧しさに負ける

時代背景が、結婚することが唯一、女性が生き残る道、

裕福な父がいても、父の財産は男性にしか遺産相続できない時代のイギリス。

オースティンは言う。

「貧乏は愛をだんだんに朽ちさせてゆくのよ」

かけおちの途中で心変わりしてしまう。

男は言う「黙ってついてきてほしい。僕を愛しているか?」

「ええ もちろんよ。

でも、あなたの家族を壊すなら、この愛は終わるわ。

(つまり彼女と暮らすことで家族が増えて貧困になる)

本当よ。 

ゆっくりと愛は罪悪感と後悔とによってむしばまれていくの」

「バカな、ナンセンスだ」

「真実だわ。

矛盾から生まれた真実よ。

でも笑顔で、お別れしなくてわね。

さもなければ、この愛はニセモノになる。 なかったも同じよ」

★未婚で全うした

本作ではジェイン・オースティン作品のシーンが随所にでてくる。

未婚で一生を終えたので、彼女が書いた小説には、結婚後の話しはない。