からっと明るいラブコメだが観ごたえのある考えさせる作品でした。

私の愛情の対象 (1998)B

★映画紹介

$恋愛映画を話そうよ


ゲイの男性と普通の女性との恋を通じ、

男女の理想のありかたを問うラヴ・コメディ


★他の方で感心したコメント

ゲイの男の人と暮らすと、やっぱり辛いのは女の人のほうなのね

ゲイとストレートの女性の間には友情は成立しても、愛は成立しない。
そこら辺も丁寧に描かれています。

ゲイのルームメイトを「愛情の対象」として意識してしまう女性を通して、
男と女の理想の在り方を問いかけている映画。

ジェニファー・アニストン健気で可愛らしく思えてくる。
演技とかの問題ではなく、これが魅力なんだろう。
こういう表情の人間には無条件降服です。
本作1本で即彼女が好きになりました。

けっこう複雑な人間関係を描いているわりに、
全体的に明るく爽やかなコメディに仕上がっていて、楽な気持ちで観られます。
終盤ストーリー進行が急に慌しくなり、雑な印象が残ってしまうのが惜しい。
ラストもかなり強引にまとめた感じだし。
でもま、ドロドロと後味が悪いよりはいいでしょう。



★ショウトしょうとSHORT

ジェニファー・アニストンが出ると悪女には絶対ならない。
不思議な女性ですね。

子供は欲しいけど、男とはいっしょにいたくない。
女性はそうらしいですね、理解できます。

気があったゲイ男をルームメイトにして
子育てもサポートしてもらう、理想の生活。

ゲイ男に男の恋人ができると
嫉妬してしまうジェニファー。

ジェニファーの方がゲイ男と同居していて、
他の男がほしくて連れ込むのは問題ないが
その反対は許せない、嫉妬してしまう。

浮気、本気をお互いに認めて、
みんなで愛し合ってゆく、
これが理想の恋愛かもしれないと
問いかけています。

★ゲイ男とストレート女性の恋愛映画

「五線譜のラブレター」という映画がある。
コールポーターという音楽家がゲイで、
ストレートの女性と結婚する実話。
男がDVで、ゲイのコールに助けてもらった。
意外にこの組み合わせはアメリカではありそうですね。


★基本情報(原題含め)

私の愛情の対象
The Object of My Affection
監督 ニコラス・ハイトナー
脚本 ウェンディ・ワッサースタイン

上映時間 111分
製作国 アメリカ合衆国



ワで、はじまる恋愛映画(洋画編)





以上初稿
私の愛情の対象~ジェニファー・アニストン、ゲイ男とストレート女性の恋愛