$恋愛映画を話そうよ


はじめに

恋愛映画について話してゆきましょう。

小学生の頃「カサブランカ(1942)」を観て、
イングリッドバーグマンにあこがれました。

故淀川氏が千年に一度の美女と言われる通りで、
理想の女性になりました。

中学生で「めぐり逢い(1957)」を観て、
恋愛映画も悪くないなと思ったものです。

若い頃は恋愛映画よりも
アクション・サスペンス映画を圧倒的に観たものですが、

映画産業が斜陽化してからは、アクション・サスペンス映画は、
僕の中で陳腐化してゆきました。

アクション映画はリアルさに欠ける、
銃弾が主人公に当ることがない。
ゲームの延長で憂さ晴らしにアクション映画を観ているようにしか思えない。
そういえばぼくはゲームはやらない。

サスペンス映画は猟奇的になり、嫌いなホラー映画に近くなった。
ハラハラドキトキの刺激はジェットコースター、
謎解きはパズルの延長のように思える。
そういえば、これらもぼくはやらない。

僕的にアクション・サスペンス映画は観なくていいものに、
サスペンス映画はヒッチコック作品でストップ、
アクション映画は007の初期4作で卒業してしまった。

残ったのは自伝ヒューマン映画や戦争映画で、今も観ています。

最近、突然に恋愛映画が好きになりました。

今まで食べず嫌いをしていたことに気づいたんです。

クリントイーストウッドの「マディソン郡の橋(1995)」を

ツタヤで借りようと迷った時でした。
今までだと、「中年の不倫ものだ、あらすじが読める」
と勝手に自分で判断していたんです。

だまされたと思って観たら、せつなくて、
これまで映画で受けていなかった刺激、
ぼくの脳に伝わらなかった恋愛映画に感動する機能が動き出した瞬間でした。

恋愛映画の埋設作業が始まり、

恋愛映画について感じたことを話してみたくなりました。

恋愛映画、ラブストーリーの
定義、ジャンル分けが難しいですね。

例えば「パールハーバー(2001)」
美男2名と美女1名の三角関係。
戦争映画だけど恋愛物語でもある。
ドウリトル中佐が出てきて、アメリカの特攻隊の話しだと思いました。
日本の神風特攻隊のようなことがアメリカでもあったのです。

「ローマの休日(1953)」
本作は恋愛映画? 
友情の延長では?
軽い恋愛の風邪のようなもので、
恋愛映画にしておくのが無難でしょう。

「かくも長き不在(1961)」
戦争からの帰還を待つ、妻の町に、 記憶喪失した夫らしき男が訪れる。
らしきと言うのが重要で、夫と断定できない。
妻は見に行くが、男から反応がない。
夫に似ているが 本当に夫かどうか わからないで悩む。
これは恋愛映画だろうか?

「ひまわり(1970)」
夫婦の愛憎劇、恋愛映画でなくて夫婦ドラマ?
本作は戦争で夫婦がひきさかれるもので、映画にしやすいですね。
「クレイマー、クレイマー(1979)」も含めて
夫婦ものは恋愛映画にしました。

「男はつらいよ」や「若大将」シリーズですが、恋愛映画だと思っています。
フーテンの寅さんの勘違いや淡い恋愛がいいですね。


「刑事ジョン・ブック/目撃者(1985)」
刑事内に犯人がいて、刑事ジョンが追われるが教徒にかくまわれて恋愛となる。
監督も言っているが刑事ものでなくて恋愛映画ですね。

男と女の関係だけが恋愛映画でなくて
男の同性愛「ブロークバックマウンテン」があります。
妻もあり、両刀使いだが、男同士の不思議な交わりは
恋愛映画です。

恋愛映画の定義は難しいです。
考えているうちに
独断で決めていくしかないという結論に達しました。

ご参考までに、
終わりに僕の好み度ABC評価による恋愛映画千作一覧と恋愛映画除外一覧を
つけることにしました。

皆さんの恋愛映画の定義 教えて下さい。