まぼろし~女性の喪失感がみごと | SAKIMORI
- まぼろし(2001)
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★ソース
監督が目撃した喪失事件を基にしている
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★どんな人向けか?
喪失をえがく、ちょっと重いですかね?
★ショウトしょうとSHORT
フランス映画
女性の喪失感を見事に描いていますね。
マリーを演じるのは『地獄に墜ちた勇者ども』『愛の嵐』などの
シャーロット・ランプリング
ウルフ(狼)目のクール美人、
年齢を重ねても顔も体も綺麗に維持されていますね。
★女性に、聞きたくなったこと
失踪した夫の喪失感を埋めるために、
それもすぐの時期に女性は不倫する気になるのだろうか?
そこが自分には理解できない。
★ひと言
夫を失ったことを認めない気持ちと認める気持ちで
揺れ動く、正気と狂気のさじ加減
そのへんの描き方は素晴らしいです。
監督はヒッチコックの「めまい」に迫りたかったが
できなかったという。
作品的には喪失や愛の不毛を描いた監督
ミケランジェロアントニオーニの作品を連想しました。
ヴァージニアウルフの「波」を授業で取り上げるので
関連性を探したが、ヴァージニアの死生観を語るだけで中途半端。
★概要
マリーとジャンは連れ添って25年になる幸せな夫婦。
フランス南西部のランドにヴァカンスに出かけた。
ヴァカンスの2日目、マリーが浜辺で午睡している間に海に入った夫は、
手がかり一つ残さずに消えてしまう。
事故なのか、失踪なのか、それとも自殺…?
これまでの幸福な日々を突然無くし、
パリに戻ったマリーを待ち受けていたのは深い喪失の哀しみだけだった…。
★仕入れた情報
夫婦役のシャーロットとブリュノは
「蘭の肉体(1974)」以来25年ぶりの共演
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★基本情報
原題 Sous le Sable 直訳すれば「砂の下」。
監督 フランソワ・オゾン
脚本
フランソワ・オゾン
エマニュエル・バーンヘイム
マリナ・ドゥ・ヴァン
マルシア・ロマーノ
出演
シャーロット・ランプリング
ブリュノ・クレメール
ジャック・ノロ
アレクサンドラ・スチュワルト
ピエール・ヴェルニエ
アンドレ・タンシイ
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