- まぼろしの市街戦 [ アラン・ベイツ ]
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大好きなフランス映画です。
20歳の頃に書いた本作の映画感想が見つかったので
訂正なしに掲載します。
テレビの日曜洋画劇場で鑑賞、
最近見た中でも名作ですね。
精神病院の患者たちこそが平和を愛し、人間を愛している正常の人間であり、
精神病院の外で行われた戦闘が異常に思える。
戦争がいかにバカゲタもので、不合理で不条理なもので、またなんと残酷なのかを
この映画は見事に見せてくれる。
患者たちから王様にさせられた主人公の兵士の、
あのなんと楽しい、ユートピアにいるような楽しい一日。
僕はあの患者たちは戦争を避けて、わざと患者になったとしか思えない。
そして最後にあの兵士が軍服を脱ぎ去って裸になって、精神病院の門をたたく、
裸 = 真心 = 平和 そして 白い鳩
僕もこの仲間にはいれるなら、はいりたいくらいさ。
ユートピアそのもさ。
★Wikipediaより
コメディ映画を得意とするフィリップ・ド・ブロカ監督の作品。
明らかにフレンチ・コメディではあるのだが、ファンタジー映画でもあり、
反戦映画でもある。派手さはないが、よく考えられたシナリオや見事なディテールで、
B級映画作家・娯楽作品作家というイメージが強かったブロカ監督および
そのチームが新境地をひらいた作品であり、異色作である。
カルト映画としても有名。
★概要
ドイツとフランス軍がある街で激戦中、
しかし街のはずれにある精神病院では
戦争の気配もしない、患者はいつものように暮らしていて、
戦闘で死傷した兵士を観察しているのだった。
★基本情報
原題:Le Roi de Cœur
監督 フィリップ・ド・ブロカ
脚本 ダニエル・ブーランジェ
フィリップ・ド・ブロカ
出演者 アラン・ベイツ
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド
ピエール・ブラッスール
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
撮影 ピエール・ロム
上映時間 102分
製作国 フランス
言語 フランス語