まぼろしの市街戦 [ アラン・ベイツ ]
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まぼろしの市街戦(1966)


大好きなフランス映画です。

20歳の頃に書いた本作の映画感想が見つかったので

訂正なしに掲載します。

テレビの日曜洋画劇場で鑑賞、

最近見た中でも名作ですね。

精神病院の患者たちこそが平和を愛し、人間を愛している正常の人間であり、

精神病院の外で行われた戦闘が異常に思える。

戦争がいかにバカゲタもので、不合理で不条理なもので、またなんと残酷なのかを

この映画は見事に見せてくれる。

患者たちから王様にさせられた主人公の兵士の、

あのなんと楽しい、ユートピアにいるような楽しい一日。

僕はあの患者たちは戦争を避けて、わざと患者になったとしか思えない。

そして最後にあの兵士が軍服を脱ぎ去って裸になって、精神病院の門をたたく、

裸 = 真心 = 平和 そして 白い鳩

僕もこの仲間にはいれるなら、はいりたいくらいさ。

ユートピアそのもさ。

★Wikipediaより

コメディ映画を得意とするフィリップ・ド・ブロカ監督の作品。

明らかにフレンチ・コメディではあるのだが、ファンタジー映画でもあり、
反戦映画でもある。派手さはないが、よく考えられたシナリオや見事なディテールで、
B級映画作家・娯楽作品作家というイメージが強かったブロカ監督および
そのチームが新境地をひらいた作品であり、異色作である。
カルト映画としても有名。

★概要

ドイツとフランス軍がある街で激戦中、

しかし街のはずれにある精神病院では

戦争の気配もしない、患者はいつものように暮らしていて、

戦闘で死傷した兵士を観察しているのだった。



★基本情報

原題:Le Roi de Cœur

監督 フィリップ・ド・ブロカ

脚本 ダニエル・ブーランジェ
フィリップ・ド・ブロカ

出演者 アラン・ベイツ
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド
ピエール・ブラッスール
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
撮影 ピエール・ロム

上映時間 102分
製作国 フランス
言語 フランス語