マレーナ [DVD]/モニカ・ベルッチ
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マレーナ(2000)
 

★ひと言

マレーナ役のモニカ・ベルッチが綺麗!!


夫が最後にみせた愛情に拍手!!


前半はよくあるパターン、後半は見入りました。


印象深い映画です。


さすが「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」の


ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品ですね。


前半は「青い体験シリーズ」「おもいでの夏(1971)」のような


<性への好奇心と、美しく優しい年上の女性への思慕の情と、
同時に湧き起こる思春期を迎えた少年の微妙な心理を
ノスタルジックな感覚で描く>

ような系統の作品かと思っていたら


本筋はマレーナ自身なんですね。


後半に、この映画の山場があります。


「こんな私に誰がした」系の映画に変わります。


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★さらにひと言

少年の妄想シーンが一杯出てきて、

万華鏡シーンはおもわずウマイと思いました。

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★「こんな私に誰がした」系の映画


普通の女性が、戦争の影響で


娼婦にならないと生きてゆけない。


戦争はむごい事をする。


そして戦後、こんな歌が流行った。


♪星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿

荒(すさ)む心で いるのじゃないが

泣けて 涙も 涸れ果てた こんな女に 誰がした♪


「哀愁」

「肉体の門」

「ヨコハマメリー」

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★基本情報

ソース:

ルチアーノ・ヴィンセンツォ一二の短編小説を、

ジュゼッペ・トルナトーレが脚色し監督した作品


監督: ジュゼッペ・トルナトーレ

原案: ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ

脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ

撮影: ラホス・コルタイ

音楽: エンニオ・モリコーネ

出演:
モニカ・ベルッチ
ジュゼッペ・スルファーロ
ルシアーノ・フェデリコ
マティルデ・ピアナ
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★メジャーな映画紹介引用


「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」の


ジュゼッペ・トルナトーレ監督によるほのかに甘く、


そして強烈に切ない少年の一途な恋の物語。


1940年の晩春。シチリア島の漁村カステルクト。

12歳の少年レナートは、その日初めて、

村一番の美しい女性、マレーナを見た。
マレーナは結婚してすぐに戦地へ行ってしまった夫ニノのことを想う毎日。

そんなマレーナにたちまち恋に落ちた少年レナート。

以来レナートはマレーナを見つめつづけた。

やがて彼女に悲劇が訪れる・・・


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以下 ネタバレ


ネタバレ


ネタバレ



★怒りのひとこと


彼女を心の底から愛した、ただ一人の少年の物語だそうだが

僕は怒っている。

彼女がリンチされているのに

なぜ 少年は助けない?

傍観していただけ。

そしてそれへの彼の後悔の念がまっったくない。

ここも許せない。

どんなに村八分になっても僕なら助けます。

それが愛ですよね。

映画の最後に
何名かの女性と恋をしたが、
今も残るのは少年の日に愛した女性、マレーネだ。
ご都合主義のやわな男だ。


★親父が恋の病と気づき、息子を売春宿へ

息子を売春宿に連れてってくれる良いお父さんだ。

マレーナによく似た売春婦を見つけた少年は、

彼女に指導ししてもらって男になる。

ここは「ニュー・シネマ・パラダイス」の余韻


★母親は息子が他人の下着をかぶっていたら

それを切り刻んで燃やすか?


★リンチされた場所へ、まい戻ったマレーナを

地元の人もだんだんあたたかく迎えていく。

ミソギが終わったからか?

映画「苦いコメ」のような感じ。

ここがイタリア映画の特徴だと思います。