村上サガンの映画ブログ
amazon

=======================

婚前特急(2011)

だらだら編(6)


ラブコメのフォークボール


チエという女性は


美人であることに絶対の自信を持っていて


男にモテテも、男にフラレたことがないようだ。


チエのプライドは傷つく、


これから先、恋愛に自信が持てないほどのショックだったようだ。


田無に好きだと言わせたい。


復讐、リベンジが特急電車となっていく。


話しは昔のスクリューボールコメディ風になってゆき、楽しませてくれる。


スクリューボールコメディとは恋の復讐、それが意外な展開になるのが醍醐味。


最後に観客が思いも寄らぬ展開に驚く作品をめざしている。


野球のピッチャーが投げるスキュールボールと同じで、


投げられた球が打者の手元で意外な曲がり方をする。


例えばスクリューボールコメディ


=ラブコメのフォークボール作品(僕的造語)には


いくつか名作があるが


「レディ・イヴ」をあげます。


男は誤解して女性をフッテしまう。


女性は詐欺師だったが、改心して本気の恋だったわけだ。


それで女性は恋の復讐を誓う。


別人レディ・イヴになりすまし、


男と結婚するが


新婚旅行で男を絶望させる仕返しを行い、


男は離婚する。


彼女は仕返しには成功したが、


離婚後、男を愛していることに気づく、


元の彼女(フラレタ時点)になって男の前に登場する・・・・


「婚前特急」も、思いも寄らない展開(脱線)が待っている。


もうひとつのスクリューボールコメディの名作


「赤ちゃん教育」のように・・・・


つづく


前回その5http://ameblo.jp/rennaieiga/entry-11166764604.html