ゴスフォード・パーク(2001)
ロバート・アルトマン監督のミステリーで、
アルトマンらしい群像劇、
イギリス郊外のカントリーハウス
「ゴスフォード・パーク」を舞台に、
貴族たちとその従者たちの複雑な人間関係を描いている。
イギリスの名優が多く出演し、アカデミー脚本賞を受賞した。
★全員(32名?)が主役と言う映画
「ゴスフォード・パーク」のような映画を観たことがない。
アルトマンらしい群像劇とは、よく言ったものだ。
イギリスの名役者が全員(32名?)が主役と言う映画なのだ。
監督は言う。
同時に演技してくれ。
順番にセリフを言う必要はない。
だから観るほうは筋を追うのが大変。
出演者めんめんが同時に話し出すのだから。
でもこれが現実だ、本当だ、リアルだ。
監督は脚本無視、役者のアドリブを期待していると言う。
彼は言う「偶然のミスが真実のボタンを押す」
だから、なぜ、この作品が脚本賞なのか?
疑問なわけです。
★アカデミー賞脚本賞を追いかけていて
この作品でロバート・アルトマンに出会いました。
この監督 イイですね。
本作は脚本賞でなくて監督賞にふさわしい。
★ア賞監督賞に値する
なんでノミネートだけに終わった?
2001年ア賞・監督賞ノミネート
ロバート・アルトマン - ゴスフォード・パーク
ロン・ハワード - ビューティフル・マインド (最優秀)
リドリー・スコット - ブラックホーク・ダウン
デヴィッド・リンチ - マルホランド・ドライブ
ピーター・ジャクソン - ロード・オブ・ザ・リング
そうか、傑作で作品賞「ビューティフル・マインド」か。
作品賞もとると、自動的に監督賞もとる傾向にある。
僕的には監督賞はロバート・アルトマンだと思った。
以下の受賞が影響しているのだろうか?
全米映画批評家協会賞・監督賞、
ニューヨーク映画批評家協会賞・監督賞、
ゴールデングローブ賞・ゴールデングローブ賞 監督賞
★基本情報
原題
Gosford Park
監督 ロバート・アルトマン
脚本 ジュリアン・フェロウズ
出演者
マギー・スミス
ヘレン・ミレン
マイケル・ガンボン
クリスティン・スコット・トーマス
クライヴ・オーウェン
ライアン・フィリップ
デレク・ジャコビ
上映時間 137分
製作国 イギリス
言語 英語
★ロバート・アルトマンを調べたら
あの名作戦争テレビドラマ「コンバット」の演出がデヴューだ。
「プライベイトライアン」はコンバットの続編だと思っている。
映画では『M★A★S★H マッシュ』(1970年)が
第23回カンヌ国際映画祭でグランプリ(現在のパルム・ドールにあたる)を受賞して、
世界的な注目を初めて浴びる(カンヌでは『ザ・プレイヤー』でも監督賞を受賞している)。
アカデミー賞の監督賞の候補にもこの作品で初めてあがった。
『M★A★S★H マッシュ』は後にテレビシリーズ化がなされ、
アメリカで国民的な人気を博す作品となった。
1976年には第26回ベルリン国際映画祭で『ビッグ・アメリカン』が金熊賞、
1993年には『ショート・カッツ』が第50回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞と、
三大国際映画祭の最高賞を全て制覇している。
アカデミー賞監督賞には5回ノミネートされた
(製作者として作品賞候補に2回なったのを含めると7回)が受賞には至らず、
2006年3月に長年の創造活動に対してアカデミー協会から名誉賞を授与された。
2006年11月20日に、ロサンゼルスの病院で死去。
第78回アカデミー賞の授賞式で名誉賞を授与した8ヵ月後であった。
Wikipediaより
★この監督はユニークだ。
『M★A★S★H マッシュ』しか印象がない。
いくつか観てみたいと思う。
「Dr.Tと女たち」は渋柿でした。
遺作が「今宵、フィッツジェラルド劇場で」