お母さんへ
今日は、のりの佃煮とか
ふりかけとか送ったよ。

お粥にかける
しょっぱいものが欲しいって  
言っていたそうだから。

鯖の味噌煮の缶詰も入れておいたけど 
食べられるかな。


東北人だから

しょっぱいものが食べたいんだよね。


今の病院に入院して

2週間になる。


病状はどう七日なのか

この荷物が届く頃、聞いてみよう。




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末期がんで入院中の母にみかんを送る。

母の入院している病院は、遠方なので

どうやって送ろうか、悩んだ。

 

買って、宅配便で送ろうかと思っていたけど

それだと、最短で4日後の来週の月曜日着になる。

 

すぐにでも食べてもらいたい。

末期がんの母にとって、食べたいものをかろうじてたべられる日々はかぎられている。

 

母には美味しいものを食べて

「あぁ美味しいな~」

という思いを持って旅立ってもらいたい。

 

 

 

先日、転院のため利用たなした介護タクシーのチラシが目に入った。

ここに頼んでみようか。

 

親切なお兄さんだったなぁ。。

電話すると、そういう買い物も引き受けてくれると言う。

ありがたい。

 

やせ細った母の手でも皮をむけるような

皮がふかふかしたみかん

おおきなみかん一袋と

つぶつぶの実が入ったミカンジュース5缶

を届けてもらえるように頼んだ。

 

昨日頼んで、今日届けてくれるという。

 

午後の陽だまりの中

みかんを痩せた手でむいて

美味しそうに食べている

母の姿が目に浮かぶ。

 

 

 

最初から

 

その宇宙船には、私の未来生は乗船していないことは分かっていた。

 

でも、乗るか乗らないか選べるとしたら、乗る方を選んだ。

 

乗り方も選べるようで、エスカレーターに乗って行く人、はしごを昇っていく人、人それぞれだった。

 

私は、宇宙船からの光で吸収させていく方法を選んだ。

 

宇宙船の内部は、透明だった。

 

ようような宇宙人がいるようにも感じた。

 

私の未来生が迷子になっているかもしれないと思うと、いたたまれず

 

その名を叫ぼうとしたが、名前がのどにつかえて出てこない。

 

数日前に名前をつけたその名前が出てこない。

 

やっとのことで口から出たその名前は、

 

数日前名付けた名前とは違う名だった。

 

一音だけはあっている。

 

そしてその一音が一番大切な音のようだ。

 

私の未来生は、その中にはいないようだった。

 

私の未来生が、宇宙船でやってくるとしたら、

 

その星の宇宙船でやってくる。

 

つづく

 

 

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後は

 

あなたたちが

 

ワタシを見つけてください。