盆地、谷の冬は、違いますね。
天気がいい状態、
晴天のまま夜になると
空気が一気に冷やされて
冷たい空気は地表近くに
どんどん溜まっていきます。
冷たい空気は重い。
夏エアコンの冷気が足元にくることを
経験的に知っていると思います。
そして、
冬は乾燥している
湿度が低いと思うのですが、
温度が下がると
同じ水分量のままでも
湿度が上がっていく。
水蒸気の飽和水分量のグラフを見ると
分かりやすいです。
引用、家庭教師のTRY
ある温度(図では、15℃)に達すると、
飽和に達して
水蒸気(気体)でいられなくなり、
水(液体)になっていきます。
この温度が、露点、露点温度。
水蒸気でいられなくなった水分子の集まり
これが霧です。
さらに地面は、
空気よりも早く温度が下がっていくため、
地表面で
水分子はどんどん水(液体)に
変わっていきます。
そして、
マイナス以下になると
水分子は液体から固体になります。
これが霜です。
ほとんどの物質は、
気体 > 液体 > 固体
の順に体積が小さくなるのですが、
水、水分子は、特殊な物質のひとつで
気体 > 固体 > 液体
液体つまり水よりも
固体つまり氷のほうが
体積が大きくなります。
地表に近い地中の水分が凍って
上に向かって氷の結晶が成長していくと、
柱のようになって生きます。
これが霜柱です。
雪はあまり降らないのですが、
霜柱で持ち上げられた地面を踏むと、
ザクッ、ザクッ
と雪を踏みつけているような感覚になります。
エアキャップを
プチっ、プチっ
と割っている感覚に似ていて
止められなくなる、そんな感じです。