ここは、広瀬川と新川に挟まれた宮城峡。

「日本ウイスキーの父」と称される、竹鶴政孝が作った蒸留所です。

竹鶴政孝は、10年近く前に放送されたNHK連続ドラマ「マッサン」のモデルになった人で、余市に継ぐ2番目の蒸留所、ここ宮城峡蒸留所を自ら陣頭指揮を取って造ったそうです。

ウイスキー🥃は自然がつくる
という教えの通り、伐採を最小限に工場建設されたそうです。


蒸留所の建物・構造物、周辺の木々は、黒いもの黒くなっているとのが多い。

それは、蒸留所特有の菌、カビが繁殖しているからだそうで、蒸留の際に外に出るエタノールを好む菌が周りには棲みついています。

僕には見えませんが、〝もやしもん〟の世界なんでしょう。



↑ スチルポットという装置で、ここで蒸留します。


沸点の違う物質を分ける工程に使われる巨大なポット。


アラジンの魔法のランプのような形をしています。

全部で八機。
ニッカでは蒸留の際に出る雑味を取り除くため、2回蒸留。なので、2つで1組になっている装置になります。

竹鶴政孝の実家は、広島にある日本酒の酒蔵。
このポットにも縄をかけて、神様が作るものとされているようです。



気になるひとコマ



はっ酵、発酵、醗酵、醱酵


どれも、“はっこう”には変わりないんだろうけど、氣になってしまいました。



この蒸留所で僕が目にした“はっこう”は、ほぼ醗酵。


でも唯一、

醗酵の現場は、“醱酵室”という札がかけられ、“醱酵”になっていました。



これは僕の推測ですが、竹鶴政孝が生きていた頃から、この部屋(醱酵室)は、この漢字(醱酵)をつかっていたんだろうと。


竹鶴ノートにある本人の字を確認すればよかったなぁ。。。



酉編の酉。


酉は、酒壺を意味する形のようで、

お酒作りにおける“はっこう”は、やっぱり醗酵・醱酵なんでしょうね。


味噌、醤油、納豆などなどお酒にならない食品は発酵・發酵。


これでいいんじゃないかと。





工場見学ツアーの最後には、🥃試飲ができるのですが、僕は運転しないといけないので飲めません。。。


代わりに飲んでもらったら、出されたままストレートで飲むもんだから、一気に酔っ払い😡♥️


泥酔しないよう、

一応、おひとり様3杯までという決まりがあります💦