森博嗣「銀河不動産の超越」
『毎日が気怠い。疲れが溜まっているのだ。半年ほどまえに就職したが、それ以来、定休日を除いて、毎日出勤しなければならなくなった。世間では、ごく当たり前のことかもしれないけれど、私にはこれが辛い。』
(P.8)
冒頭から、この出だしに頷いてしまった
不動産に就職した青年が、顧客とのやり取りで、部屋を手にしたり、共同生活をしたり
逆らわず、水に流されるがごとくな展開の行き着く先は、まさに私の想像をこえてくれた
『人間というのはね、自分のせいにしたがらない。良いことも、悪いことも、自分の力によって引き起こされたものだとは思わないようにする。』
(P.261)