最近web講演会を視聴した
今は集会形式はさすがに避ける状況なので、もっぱらwebでの知識補充になってしまう
新型コロナウイルスについての講演会があり、少し目新しい内容が発表されていた
①3月16日時点での世界の感染者は17万人、死者6500人、回復者77000人となっている
②おおよその国別分布は中国8万人(死者3200人回復者67000人)、イタリア25000人(死者1800人回復者2300人)、イラン14000人(死者700人回復者4600人)、韓国8200人(死者75人回復者1100人)、スペイン8000人(死者294人回復者517人)、ドイツ5800人(死者13人回復者46人)、フランス5400人(死者12人回復者127人)、アメリカ3800人(死者69人回復者73人)などである
③新型コロナウイルスの感染形式は咳などの飛沫感染だけでなく、ヒトが密集し悪い換気環境で大声などの発声がある状態で感染しやすく、その感染力はインフルエンザウイルスよりやや強い。
④血液検査結果の特徴は白血球の中のリンパ球減少が認められる
⑤CT像では胸膜直下のすりガラス像が特徴である
⑥現在まで行われたPCR検査での陽性率は極めて低く、国が決めた検査基準を満たさない患者さんを検査する意義は認められない
⑦新しく開発されている迅速イムノクロマト法の検査は抗体測定であり、インフルエンザ迅速検査のように抗原を測定していないため、陽性になるのに感染からのある一定の時間経過が必要である
⑧治療薬は中国がアビガンの有効性を報告しているが確定はされていない。抗HIV治療薬や抗マラリア薬、吸入薬の有効性も指摘されている。特効薬は現在まだないため、抗生剤を含めた治療が行われている
⑨現在新型コロナウイルスの流行地域は赤道から北半球が中心であり、一般的に北半球でのコロナウイルス流行期は11月から5月であることから、これから北半球では感染が終息に向かう可能性が大きい。しかしオーストリアや南アメリカ、アフリカ南部はこれから流行期になるため、これらの地域からの渡航者による日本への流入の可能性は否定できない。