※前回に続きから唐突に始まります。あらすじとかめんどいんで、前回を見てから読んでね♥
28回目のババ抜きが終わり、一回だけと言っていた部長が進んでカードを切り始めた。
なんなの?ここ小説研究部なんじゃないの?僕まだトランプしかしていないよ。
「さあ、つぎは棒が勝つよおおお!」
「バンさん、何回も幸運が続くと思ったら大間違いだぞ!」
ギャーギャー騒ぎながらも慣れた手つきでカードを配る先輩二人。
「おっしゃあ!29戦目のスタートだあ!」
ユッチがそう叫んだとき、部室の扉がガラガラと音を立てて開いた。浩二が帰ってきたのだ。
「うんこのついでに後輩連れてきたよ」
おわ。排便メインの後輩引率がついでになっとる。
「チッ」
「チッ」
露骨に舌打ちをする二人。
連れて来いって行ったのあんたらじゃん。
「入ってこいよ、お前ら。」
浩二がそう言うと、三人の生徒が部室に入ってきた。ふたりが男子でひとり女子。
「ほい、じゃ、自己紹介。お前から」
ユッチがカードで一人の男子生徒を指す。
「へ?僕っすか?」
いきなりの指名にびっくりする少年。いかにもひ弱そうでヒョロっとしている。
「あ、えーと・・・一年C組の赤羽大(あかはねだい)です。漫画家志望ですが、この学校には漫研が無かったので、この同好会に入りました。よろしくお願いします」
おおーっと、こいつ早速「仕方がないから入った」アピール!
これは先輩方もイラッとするのでは?
「・・・」
腕を組んで大を睨む部長。言わんこっちゃない。
身体がプルプル小刻みに震えている
「漫画は・・・」
お?何だ?あんなものくそくらえとでも言うのかな?
「漫画はあ・・・!」
なんだなんだ?
「漫画は僕も!大好きです!」
ですよねえ、予想してました。ここのテンションにもちょっとなれたかな。
突っ込まない、突っ込まないぞ
「いいよねえ!漫画は!僕は小説も漫画も大好きだよ!」
大の手を取り勢いよく上下させる部長。
「よろしくねえ、大くん!これからよろしくう!」
「は、はい」
勢いに圧倒される大。がんばれ、慣れればなんということはない。
「さて、一人目から勢いの強い本日の歓迎会ですが」
ああ、もう歓迎会はじまってたんすかユッチ先輩。
浩二先輩に至っては既にポテチに手をかけている。
「うんじゃ二人目。お前。GO!」
「うっす。」
今度はやたらとガッシリとした体格の生徒。この人はたしか・・・
「一年B組の笠原大吾っす。おなあしゃす!」
やっぱり。同じクラスだ。クラスで見たときは「THE✩野球部」ってイメージだったのに・・・
「おいおい、ここは野球部じゃないよ?」
ナイスツッコミです、部長。
「うす、知ってます。自分、小説が好きなんで。」
うーん、バトルものかな?
「特に恋愛モノが。」
ここで僕のなかで何かが切れる音がした。もう我慢できない。
こんな特大のホームラン、放って置くわけにはいかない。「いや!恋愛モノかああああああい!!!!!」
僕、竹村慎二。中学の頃の異名はーーーーー
ツッコミの狙撃者⭐️バンブー
いや、これガチね

