【蓮華帝国~なりたち】

<白夜ノ天時代>

その昔、この大地の中心には、後に...白夜ノ天と呼ばれる者達が生活していた。

白夜ノ天は発展を極め、特殊な術を編みだし、奇跡を起こす道具、封珠を開発する。

更なる力を欲した白夜ノ天は、互いに争い始め、その戦火は広まった。
戦いの果てに、隕石を落とすまでに至る。
自分達の行いで、この大地が破壊されると察した白夜ノ天は特殊な力を使い、『霊獣となり、この大地から避難する』、『封珠となり、地や海の底に封じられ、今を生き延びる』者達が続出したが、特殊な力を使わず、隕石が落ちた地でどうにか生き残った者達も少なからずいた。

<蓮華帝国建国>
幾度となく季節は移り変わり、戦乱が終結した大地に、小さな島から移民が流れ着く。
この民達はこの荒れた地を豊かに作り替えていき、新たに『蓮華帝国』を建国する。

しかし、生き残った白夜ノ天は、この蓮華帝国民の寿命を吸い、または、身体を乗っ取り、今日まで生き残る。
その中で一人だけ、蓮華帝国、初代皇帝に近づき皇帝の補佐となり、独自の知識により、国を発展させ、影から支配し、生活を安定させる者がいた(また、他の白夜ノ天を蓮華帝国中枢に招き寄せる)

<白夜ノ天、蓮華帝国皇帝を乗っ取る>
しかし、時代は変わり、初代皇帝の息子である二代目皇帝は、暗君であった。
皇帝補佐であった白夜ノ天の一人は、影から支配することができないと悟り、二代目皇帝の身体を乗っ取り、自身が蓮華帝国皇帝となり、国を支配した。時には非人道的な方法を用い、多くの他国、他次元を侵略できるほどに自国を増強し、千年以上年月が過ぎてもなお、身体を乗っ取りながら百三十二代まで皇帝を続けることとなる。

<白夜ノ天、皇帝団によって討伐される>
第百三十二代まで身体を乗っ取りながら、激しく侵略を繰り返していた蓮華帝国だが、敗戦してもなお、自国を省みず進軍しようとする姿勢や、他国から攻められた際、追い詰められると敵味方もろとも、隕石を落とそうとする愚策に、蓮華帝国民の不信感を買った。

更には、『百三十二代皇帝の身体は本人のものではなく、白夜ノ天によって乗っ取られていたこと』が、皇帝団によって暴かれ、戦いの末、皇帝に乗り移っていた白夜ノ天は消滅させられた。
そして、初代から数千年の時を経て、蓮華帝国民自身が、第百三十三代皇帝となり、新しい時代を迎える。

<そして今>
前皇帝が倒された4ヶ月後、蓮華帝国の影で暗躍する謎の存在が現れる。
その中には蓮華帝国に仕えていた者、更には組織の幹部だった者もいた。対峙する皇帝団に『我等は前皇帝と同じ白夜ノ天であり、前皇帝の遺志を継ぎ、蓮華帝国を取り戻す』ことを宣言し、反旗を翻す。

蓮華帝国の支配を目論む白夜ノ天。それを阻止する皇帝団などの組織。ここに新たな戦いが始まる。

 

【補足】
あくまでも蓮華帝国の軍属の上位階級(皇帝団)が黒色なだけで、それぞれの色の着物を着た家臣や住民もいます。 また、希にですが、着物を着ていない地方出身者でも、家臣団にいる場合もあるでしょう。