自分の力を信じるって、凄く大変だよね。
私は、本当にそう思う。
赤ちゃんの頃なんて何もしなくても存在するだけで許されてたのに
そしてその時期を、一度は誰だって経験しているのに
成長していくにつれて
ただそれだけでは許されなくなっていく。
いや、逆かな。
先に、与えられるだけでは満足しなくなるのか。
成長して、自立しようとし
挑戦しようとする。
そういう力が、元々、強くあるよね。
床を這ってたのに二足歩行で歩こうとするし、チャレンジャー(笑)
（そのように成長を促す周りの力もあるけど）
その過程の中で、最初は見守られながら
チャレンジを繰り返し続ける機会があったのに
心赴く侭の挑戦は、段々奪われるようになる。
社会迷惑になるからとか、親の後悔を押し付けられるとか
そんな理由で。
人間は学習能力があるから、学ぶんだよね。
誰かを怒らせた記憶とか、不愉快な態度を取られた記憶とかと
直結すると、それまで「やる」一択だった選択の中に
「やらない方がいいかな」という選択肢が生まれる。
安全に生きる為に、その選択肢を採用する場面も出てくる。
意識してるかどうかは置いておいて
私達は、幾つもの事を瞬時に判断しながら生きている。
技術を体得すると、『出来るような気がする』
上手くいったら、『明日も当たり前に同じクオリティで再現できると思う』
凄い人からアドバイスを貰うと、『やれる気になる』
そうして上記の事が出来なければ
「出来る気でいたのに自分のばか！」となる。
気持ちはわかるけど、
前提全部『気のせい』だよね？
技術を体得した時間て、人生の内の0.1%にも満たなくない？
凄い人が凄いのは解るけど、それでもついさっき会った人だよ。
アドバイスくれた時間なんてほんの数分じゃないの？
たったそれだけの時間で、あなたの何十年かの全部がゴッソリ変わって
いきなりスペシャルに素晴らしくなる事なんて本当に無いから
自信喪失しなくても大丈夫だよ。
だってそれ、元々机上の空論だもん。
………て、実は私、結構本気で思っていてね(笑)
人を、自分を、信じるって、難しいよ。
昨日までの『出来なかった自分』を『出来る自分』に
変えていく作業は、地道だし、辛いし、苦しい。
だからさ、昨日までの自分に出来なかった事が
今日の自分は出来ているならば
それって本当に素晴らしい奇跡なんだ。
「あの時やりますって言ったのになんでやらないの？」
「あの人話聞きにきたけど行動変わってる様子ないよね」
って言葉にうっかり反応しちゃって
落ち込んだり、自信を無くしてる人が
「それって全然フツー(笑)」って見て笑ってくれたらて思う。
