前回の続き、
苫小牧の港を出発するところから。
もうすっかり日が暮れた19時。
私は、デッキにいた。
船が、ドックの中で旋回を始めた。
ゆっくりと景色が回る。
暗闇の海に、進路を定めた船が、だんだんと加速する。
苫小牧の灯りが、徐々に離れていく。
旅の思い出が、その淡い光に重なった。
さよなら。
北海道。
思い出がこみ上げてきて、溢れた。
頬を伝い、海に落ちる。
少し離れた暗闇でも、
影達が泣いてるみたい。
あの影達も、思い出に泣いているんだろう。
楽しい思い出なのか、つらく悲しい思い出なのかは、分からないけどね。
様々な人々が、少しずつ思い出を持ち寄って、潮風に抱かれながら、海に流す。
もしかして、
北海道の海は、
沢山の人の涙で、出来てるのかな?
なんてなー!(°∀°)
バファリンじゃないんだから!ヾノ゚∀゚*)
涙ぐらいで海が出来てたまるかっつーの。
茶番はこれぐらいにして、
船上ライフを楽しもう。(・∀・)/オー
(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!
さてさて、
船旅初心者の私は、
どうやって楽しめば良いのかよく分からない。
そこで、
必殺ヒューマンウォッチングする事に。
椅子に腰掛けて、
人の流れを観察する。(゜-゜)ジー
どうやら、
多くの人が、
食事を食べてるっぽい。
レストランか、
軽食スペースに、
結構、
人がいる。
うーん。
なるほどね。
確かに、
船旅=食事のイメージはあるよね。
私もその流れに乗りたいんだけど、
乗れない理由がある。
なぜなら、
苫小牧でジンギスカンを食べたから、
お腹一杯なんだよね。
うーん。(;´д`)
食事を終えた人は、
ラウンジでまったりとお酒を飲んだり、
まったり談笑やまったり読書してる。
・・・なるほど。
船上では日が暮れたら、
「まったり」がナウいらしい。
そりゃそうだよね。
デッキに出ても、
見えるのは月明かりぐらいで、
見渡す限り真っ暗だもんね。
そういうことなら、
私もまったりの流れに乗って、
ナウい船上ライフを過ごそうじゃないか。
初めての船旅で、
雑魚寝はレベルが高く感じたので、
特等室を予約しておいたんだよね。
中はこんな感じ。
個室は、
全てツインで、
特等室はバス・トイレ付き。
明日の朝は、
窓から輝く海が見えるはず。(・∀・)ニヤリ
広さは、
良いビジネスホテルぐらいの広さ。
めちゃくちゃ安いと思うんだよね。
寝てる間に快適に移動出来るんだもん。
あとカップルだったら、
絶対盛り上がる。(*ФωФ)フフフ
なんてことを妄想してると、
船内アナウンスで、
「シアターラウンジに集まれー!」との事。
何やらショーがあるらしい。
おっ!船旅っぽい。(°∀°)イイネ!
行ってみると、
すでに人が集まってる。
どうやら今日は、
ピアノとハープ、
ソプラノ歌手が出るらしい。
ハープなんて滅多に聴く機会がないからね。
ラッキー。(・∀・)v
で、
1時間後。
演奏はプロなので、
良かったんだけど、
いかんせん、
トークが下手。(;´д`)アチャー
3人とも雰囲気を作り過ぎちゃって、
全然盛り上がらないんだよね。(トークがね)
場があったまってないところに、
なんの脈略もなく、
ハープにまつわるクイズ!とかやられても、
いまいち盛り上がれない。。。
まぁ、
演奏はとっても素敵でした。
次は、
22時から映画をやるらしいが、
興味を惹かれなかったのでパス。
時刻は21時。
じゃあ私も、
まったりビールでも飲んじゃいますかね。
続くーぅ!(>Д<)プハーァ!