『ただ、観じてみる』 | 新!広い空の下で…唱題行日記 結社だよ!!全員集合♪

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仙台駅前で、お題目をお唱え始めて早いもので10年が経ちました。

また、この度、自宅を結社とすることにしました。

駅前での唱題行とともに、更に真剣に精進していこうと思っております。

今日7月14日、あなたへ送る法華経からのメッセージは、

   『ただ、観じてみる』



『放無数光 度諸衆生』

(ほうむしゅこう どしょしゅじょう)

※妙法蓮華経薬草諭品第五から


この文言は、菩薩の様子を表しています。その一部を抜粋したこの文言の一節は、


「復有住禅 得神通力 聞諸法宮 心大歓喜 放無数光 度諸衆生 

是名大樹 而得増長」

(ぶうじゅうぜん とくじんづうりき もんしょほうくう しんだいかいかんぎ ほうむしゅこう どしょしゅじょう)です。


これを現代語訳に訳すと

「菩薩とは常に心が穏やかで、神通力があり、あらゆる迷いの存在は空であることを知り、心は大いに歓喜している。


身からは無数の光を放って、諸々の衆生を強化している。


こうした菩薩は、さらに増長していく大きな樹と例えることが出来る」となります。


この一節の中にある

「放無数光 度諸衆生」“光を放ち、諸々の衆生を導く”

ということは、つまり、菩薩は常に言葉を使って導くとは限らず、


その姿から放つ神々しさなど、醸し出す空気や発するエネルギーによって導いてくれることを示しています。


お釈迦様が説法していらっしゃった時に1本の花をひねって見せたことがありました。


弟子達はその意味がわからず唯1人、大迦葉だけがその意味(悟り)を理解してにっこり笑ったといいます。


これを『拈華微笑(ねんげみしょう)』というのです。


この言葉が示すように

お釈迦様は、常に話していたわけではなく、何も語らず弟子の微笑によって弟子の理解を察するなど言葉を超えた領域での交感があったことがわかります。


お休みの今日も1日、ゆったりとお過ごし下さい。