今年も例年の様に新人が入社して来ました。

我々の「新たな教育」が始まる訳です。



もちろんゼロの人達に1から学んでいただき、ゴールの無い螺旋階段を登って行く様に「仕向ける」のですが、ふと気づいた事がありました。



話は逸れますが、よく「野生の世界」では親が子に「餌の採り方」を見せているシーンを見かけます。

子はそれを見て「マネ」をしながら徐々に憶えていき、結果自ら餌を取得出来る様になり、やがて自分の子に継承していくというもの。

残念ながら餌の採り方を習得できなかった子は、誰も助けてくれずに餓死するのです。




我々が日々行っている後輩への教育。

技術や接客、サロンワークなどは、その子が生きていく為の「餌の採り方」を見せて教えているのだという事なんだと思いました。





それと同時に、いくら見せて教育しても「餌の採り方」を習得できない子は、この世界では生きていけない・・・つまり淘汰されてしまう事になるのだと・・・。



我々も自然の一部なので、いくらテクノロジーが発展したところで、このような「壮大な摂理」には手も足もでません。


もちろんこの業界では淘汰という結果になりましたが、生きる為には他の職種ででも「餌の採り方」を求めて生きていく事でしょう。



「好きこそ物の上手なれ」



という言葉がありますが、どうせなら「餌の採り方」が面倒くさいと思って行うよりは、楽しいと思ってやっていただいた方が「上手くなるのが早い」と思われます。





その為にも我々先輩が、楽しく餌を採っているところを見せないといけませんよね。


楽しく餌を採るためには「同じやり方」をしているだけだと、同じ獲物しか採れません。




常に「新しい事」を考えていかないと「自分に楽」をしてしまいます。

「自分に楽」をしてしまいますと、自分が餌になってしまいます・・・。




かなり抽象的な表現になってしまいますが、

未来に向けて楽しいハンティングをするためには、「パンドラの箱」も開ける必要があると私は考えています。