三千歳の乙姫というばあさんがコールドスリープしている浦島さんの目覚めを待っている話。
浦島さんが目覚めた時に寂しくならないように、乙姫が自分だけが美しくいようとし、地球上のすべてのものを老化させる老化ガスをばら撒く。
一見すると浦島太郎のパロディのギャグ漫画ですが、本当の美しさを伝えようとしているのではないかと思います。
お妙さんのセリフ
・・・・・・・・・・殺したければ殺したらいいわ
気にくわない者を殺して自分より美しい者を老人にして
そんな事したってあなたに永遠に美しさなんて手に入らないわ
たとえあなたが永遠の若さを手に入れようと
たとえあなたがどんなに綺麗な着物で着飾ろうと
私は胸を張って言ってあげる
あなたは醜い
ホント笑っちゃう位ぶさいくな魂(こころ)
年をとるのはあなただけじゃないわよ
どんなキレイな人だっていずれはしわだらけになって最後は死んでいくの
それでも・・・姿や形が変わっても・・・
変わらない何かがあると思いたいじゃない
この身が滅んでもどれだけ年月がたっても滅ばないものがあるって信じたいじゃない

銀時じいさんのセリフ
若く美しくあるなんてことよりよォ
腰曲がってもまっすぐ歩いて生きてく事の方がよっぽど難しいんだ
魂(こいつ)を

本当に美しい人っていうのは魂から美しいってことなんでしょうね。恨んだり妬んだり僻んだりせず、まっすぐ歩いて生きていくこと、そんな生き方をしようじゃないかってことですか。隣国の人たちに教えてやりたい。
←銀魂20、21巻に掲載されています。