清水寺で発表された今年を表す漢字は『偽』、でした。

 相次いだ食品偽装、防衛省の水増し請求等の問題、消えた年金記録。公約を守ると言い続けながら突然辞任をした総理。また、我が党にも大連立騒動がありました。

 今年1年、残念ながら政治への不信感を高めてしまう出来事が相次ぎました。今、信頼を回復するために政治が取り戻さなければいけないことは「誠実さ」であり、「言葉の重み」ではないでしょうか。

 昨日、記者団に今年を表す漢字を問われた福田総理は言いました。

『信』

 公募で選ばれた今年を表す漢字『偽』とはまったく逆さまです。

 こうした感覚だからこそ、5,000万件の消えた年金記録の4割が照合困難との事実が判明し、舛添大臣や町村官房長官らが「公約」を軽視した発言をしている事に対して「公約違反という大げさなものなのかどうか」と言ってしまうのかもしれません。

 今日届いた福田総理のメルマガで総理が書いていました。
「政治は、国民のためのものです。どのような課題に対しても、日々の生活を送っている皆さんの目線に立って考え、政策を進めていく。この原点を忘れてはならない、と常に考えています。」

 年金記録問題への考え方、公約への対応を見ていると、この言葉が軽く聞こえてしまうのは私だけではないと思います。

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