「最後のお一人まで、最後の一円までやる」
 8月に厚生労働大臣に就任した時に舛添大臣は言い切りました。

「最後の一円までやるのは、ある意味選挙のスローガン。意気込みだ」
 11月。名前のない記録等524万件の名寄せが難しくなった時の会見での発言です。

「ないものはない」
「期限はエンドレス」
「誰が大臣でも同じ」

 昨日、誰のものかわからずに宙に浮いた5,000万件もの年金記録のうち、その4割にあたる1,975万件の記録が「本人の特定が困難」であることが明らかになったことを受けた大臣の発言です。

「選挙なので『年度末まで全て』と縮めて言ってしまった」
 町村官房長官は言いました。

「最後の1人まで調べ上げる気持ちで取り組みたい」
 総理が言いました。

 まるで、自民党にとっての公約は選挙時だけのリップサービスだと聞こえます。
 昨日、1,975万件のうち、社保庁の入力ミス等で原票や払出簿までたどっても、本人の特定が難しい件数が『945万件』であることも明らかになりました。

 さらに、元の持ち主が特定できそうな1,100万件の記録は、これから『ねんきん特別便』を送付して本人に確認してもらうと言いますが、このお知らせには「宙に浮いていた記録情報そのもの」は入っていないのです。

 つまり、お知らせが伝えることは。
 ⇒あなた様には宙に浮いた記録がありそうです。
 ⇒だから、がんばって自分で思い出してください。
 ⇒どこにどれだけ務めていたか記録を教えてください。

 結局は本人の記憶が頼りだという案内なのです。

 記憶があれば・・・・

(続きはホームページでご覧ください。→http://www.renho.jp/)