安倍総理がまさかの辞任を表明され、今朝、入院しました。
 こうした前代未聞の事態が伝えられる一方では、次の総裁選を巡って自民党内の動きが大変慌ただしくなっているとの報道があります。一番早く名乗りをあげられた額賀財務大臣、次いで出馬と伝えられる福田元官房長官、出馬をされると言われている麻生幹事長、谷垣元財務大臣などなど。さらには、チルドレンと言われる方々が徒党を組んで「小泉前首相再登板」の要請文を党所属の議員に配っている様子がテレビで放送されています。

 ふと感じるのは、こうした動きを見て、一体、誰のための総裁選なのかがよく見えないということです。

 安倍総理は辞任会見で「国民」への言葉がありませんでした。今、繰り広げられる自民党総裁選びの間は国会が空転しています。私たちが選挙で受け止めた国民の声を代弁したくても場所がありません。積極的に審議をしたくてもできない、そんな異常事態が続いています。

 先ほどエレベーターで乗り合わせた自民党のある議員が小さな声で言われました。
「23日になったようです(総裁選挙が)。本当にお騒がせしてすみません」
 良識ある自民党の議員にとっては肩身が狭いと思います。
 どうして、こんなことになったのでしょうか。
 安倍総理を支えきれなかった方々が総裁選挙に出馬をされることは果たして、国民の皆様の理解を得られるのかな、とも思います。

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