今日から参議院で政府提出の教育関連3法案、そして民主党が提出している日本国教育基本法案、学校教育力の向上3法案の審議が始まることになりました。

 今日の本会議では神本美恵子議員が質問をします。そして、明日行われる安倍総理が出席しNHKで中継される審議では、鈴木寛議員、西岡武夫議員と私が質問をする予定です。

 日本の教育をどのように変えていけるのか。私たちは、塾に頼らなくてすむ学力が身に付くために公教育を再生したい、として地域立学校の提案をしています。学校で出来ることは学校の責任で行う、PTAの方々だけではなく地域の方々が積極的に学校運営に参加していただける学校協議会の提案もあわせて行っています。多くの大人が子どもの学びに参加をしてもらえることで、授業についていけなくなる子どもをなくしたい、そして、多くの大人が子ども達に接することでその人間関係に気を使い、いじめ問題を早期発見、早期対応出来るように変えたいと考えています。

 政府案では教育委員会の責任、国の責任を法案に明記したとされていますが、実際に学校がどう変わるのかが残念ながら見えてきません。法文からはっきりと読めるのは、教育の目標として達成するものが「国を愛する態度」であり、「規範意識」であるということですが、どうやって態度が目標を達成したかを判断するのかもわかりません。こうした疑問を委員会質疑で明らかにしていきたいと思っています。

 今国会の会期末まであと1ヶ月となりました。夏の参議院選挙の争点は「憲法改正」と、総理は言われますが、子ども達の育みにおける公教育改革も大切だと私は思います。どうぞ、今日から始まる参議院での教育改正法案審議にご興味を持っていただきたいとお願いします。
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