先週土曜日、東京都で行われる統一地方選挙後半戦、21区議選の告示が行われました。立候補を届け出たのは1,110人。争われる議席は841議席。
 都内いたるところで支持を呼びかける選挙カーが走り回り、主要な駅では候補者が政策を訴えていますが、私もお世話になっている現職だった人や今回新たに挑戦する新人候補者の応援に駆け回っています。

 直接街頭を行き交う方々に政策を訴え、話をすると、大きく2つの政策に皆さんの関心が高いということがわかります。1つは無駄遣い一掃、もう1つは正しいお金の使われ方。この6年間、国政の決定によって年金保険料は上がり、介護保険料も上がり、給付抑制が行われました。障害者が受ける給付も削減をされ有料化しました。酒税、タバコ税が上げられ、医療費の窓口自己負担増。定率減税の廃止で所得税、住民税が見直され新たな負担増にもつながっています。家計を直撃した負担増が続いていることから、納めた保険料や税金がどうやって使われているのか、無駄使いはないのか、少子化・高齢化対策は充実しているのか、という生活に根付いた区政への関心がとても高いと実感します。

 そうした中、伊藤ゆう都議が代表を務め、首都圏の新人候補10人らによって「NO!選挙カー推進ネットワーク」が設立をされました。ネットのメンバーは、選挙期間中、選挙カーにスピーカーを設置しないことや、車中から音声を出さない、選挙カーの公費負担を要求しないことを守る事にしています。

 公職選挙法によれば、市区議選挙において使われる選挙カーには公費負担が認められていて、車のレンタル代金、燃料、運転手代を含め最高で24万6,050円、ハイヤーなどを貸し切りにすれば45万1,500円までの支給が認められています。
 昨日応援に行ったある区議候補は街頭でマイクで訴えていました。「大音量での連呼は迷惑だし、無駄なお金は節約するべきだと考えます」
 政務調査費で話題になった区がいくつかありましたが、区議候補の中からは新しいお金の感覚を持って区政に挑戦したいとする動きが確実に出てきていることを心強く思っています。

 ところで、今日の参議院本会議で、衆議院で強行採決された「国民投票法案」の代表質問が行われましたが、安倍総理はこの「国民投票法案」、そして「憲法改正」を国民が望んでいると言われますが、区議選挙の応援で聞く声とは大きく違うなと議場で思いました。
(ホームページもご覧下さい→http://www.renho.jp/)