今、上映されている「フラガール」を観てきました。
 本当に面白い素晴らしい作品です。
 舞台は炭坑の町、福島県いわき市。時代は昭和40年。「黒いダイヤ」と言われた石炭に代わって石油の需要が増す日本では、当時、全国各地の炭坑で閉山が行われていました。映画の舞台、いわき市も例外ではなく規模の縮小に伴う炭坑労働者の首切りに、衰退していく地場産業に悩まされています。「フラガール」は、産炭地での雇用を創出するために、また、坑道から吹き出す温泉の活用策として「日本のハワイ」をうたった「常磐ハワイアンセンター」が設立されるまでの物語です。男女を問わず、仕事は炭坑労働者という選択肢しかない町で、炭坑労働者の娘がフラダンスを習い、一人前のプロになっていくという実話を元にした物語です。
 ぜひ、映画を観てもらいたいので、これ以上は書きませんが、この作品には、当時の日本の時代背景から、父親を絶対とした家族像、都会と地方の人々の意識の違い、これまでに「ない」ものを造り上げていく力、『人間の強さ』を強く感じるものがありました。日本人の底力を実感する、と言っても過言ではない映画です。
 富司純子さん、岸部一徳さん、松雪泰子さん、豊川悦司さん。そして、若い女優の方々。出演している俳優の魅力が存分に活かされていて、スクリーンに思わず引き込まれます。
 近いうちに子どもを連れてまた、観に行こうと思っています。上映される映画館が限られていますが、ぜひぜひ、観てもらいたいお勧めの作品です。
 ところで、私にとって「常磐ハワイアンセンター」というのは馴染みのある施設ですが、我が秘書の柳ヶ瀬くん(31才)と森村くん(27才)は、
「は?常磐ハワイアンセンター???」
「え?日本のハワイ??」
 とのリアクション。場所などを説明すると
「あー!スパリゾートハワイアンですね!」
 だと。ちょっとショックです。
(ホームページもご覧下さい→http://www.renho.jp/)