昨日(3/3)に奨学生の成果報告会に参加をしました。11名の奨学生からの成果報告を聞き、奨学金給付への取り組みに参加したことは、間違っていなかったことが実感できた思いです。報告をされた皆さん。大変ありがとうございます。それぞれの皆さんからの報告は、全てにおいて私の胸に届きました。これからもご自身の夢や目標を追い続けてもらいたいと思います。

 経済的な理由のみで、将来への選択肢が狭められています。県立高校、国公立大学の授業料も上がり、授業料以外にも交通費や、部活動、給食費や修学旅行への積み立てなど、いわゆる教育費は高止まりを続けています。奨学金は有利子の物が多く、実質的には教育ローンと同じです。大学卒業時には300万円を超える返済が待っており、返済は20年近くかかっているというデータも報告されました。そして勤労者世帯の収入減も重なり、学生の2人に1人は奨学金を借りているそうです。大学での人気講義のナンバー1は、奨学金に関することだとか。そんなジョークともとれる話も聞いたことがあります。

 連合新潟として、そして個人としてどこまでのことが出来るのかわかりませんが、考え続けていこうと思います。

それにしても、フードバンクの取り組みや、奨学金への課題など、様々な課題が明らかになってきています。ヤングケアラーの話もそう。希望を持てる未来に少しでも近づけよう、日々、問題意識をもって考動(考え、動く)することが大切です。