年賀郵便に想う | 瀬川爾朗blog

年賀郵便に想う

今日は元日である。

大昔から、この日はすがすがしい日であることを願っている人が多いだろう。
朝目が覚めて、何事もなかった自分を顧みて、まず良かったと思う。
そして何が良かったかを反省してみる。

そこで多くの人が、実は何事もなかったことこそが良かったと思っているだろう。


改めて今日のわが身を想う時、昨日までに満たされなかった諸々のことを思い起こす。
そうだ、今日こそあれをしなければ、と勢い込み、それに手を触れるが、なかなか進行しない。



やがて、------


本日、嫁に行った娘たちが我が家にやって来た。
いずれもまだ子供は居ないのだが、そろそろ限界なのでと、頑張っている子もいる。

仕事に熱心のあまり結婚できない娘もおり、人口減少問題については、医学的には大規模な変革を必要としているのではないかと、当人も思っているらしい。

子供ができる年齢は、男40歳、女35歳までと言われている。
現在、日本では、結婚年齢の限界をこの年齢で判断しているが、はたしてその考えに従うべきであろうか。


最近の医学では人体の現状を変革する技術がものすごく進歩しつつあると聞いている。
その範疇の一つとして、男女の出産可能年齢をそれぞれ10年引き延ばすことができないであろうか。
民衆の高学歴化、高年齢化に伴って、高出産年齢化に十分に応えるべく、高度の医学的体質改善を施すことはできないであろうか。

私は、これは可能であると考える。

これまでの日本人の平均寿命は、以前よりも10年以上高まっていると言って良い。
寿命が高まる事と子供を造れる寿命が同様に高まる事とは、大きな関連性があると信じている。

医学的には人の寿命が高まる事と、妊娠出産をし、あるいはさせる能力を高年齢まで高めることとは、密接に関係しているに違いない。
身体能力の進化を見る時、出産年齢の10年程度の変化は、現在の体調をもってしても、対応可能だと考える。
少なくとも其の為の医療の変革は出来る、と信じている。

これによる社会の変革は極めて大きく、定年の男女格差の是正、定年延長の実現、男女の定年年齢差の解消など、その効果は驚くべきものと思われる。


人の体質について、これまで公平に見ていたか、というと、そうではないことが多いと思われる。
日本人は国民平均寿命については、世界一かどうかを常に気にしてきたが、出産年齢については忘れていたのではありませんか。


同様に、日本は地震大国ではあるが、一方では、超巨大地震が日本のすぐ傍でも発生することを忘れていたではありませんか。
このような度忘れに弱い日本人の弱点を、今後、我々は十分に気をまわし、良く考えることが大事だと痛感いたします。


2015年1月1日
瀬川 爾朗