こんにちは
8月の最終週、まだまだ残暑の中でしたが、友人と染物のワークショップへ参加してきました
染物は今までほとんど興味がなくて、完全なる素人の私です
ですが、今回体験してみて、染物の魅力に触れたような気がします
植物で布を染める
その行為が本当に美しかった
滋賀県多賀町での体験です
先に行っておきますが、作業に追われて写真が少ないです
興味があれば検索してみてください
今回の染物は、藍染と、コブナグサ染
藍とコブナグサ、どちらも、畑にわんさと生い茂っているところから
自分が欲しいだけ刈り取ってきて～
っていう、ありがたく自由なセルフ方式
こういうラフなイベントが好きです
両方やっても良かったのですが、今回はコブナグサに挑戦させてもらいました
コブナグサってこんな草です・・・
って写真を載せるべきところですが、撮り忘れました
葉が小鮒の形だから、コブナグサです
面白いですね
でも、今どきの子どもたち、小鮒って見たことあるのかな～
私は子どもの頃、毎日川ですくってきて飼っていましたけど・・・
コブナグサはイネ科の一年草
八丈島では刈安（カリヤス）と呼ばれ、古くから黄八丈の染料に利用されてきました
落ち着いた黄色が美しいですね
刈り取ってきたコブナグサ
違う草や、根っこなどを除けてから鍋に入る長さに適当にカットします
そして大きな鍋で煮出す煮出す
大鍋でグツグツと
こんな感じです
大量
薬草茶のような良い香りでした・・・飲めるのかな
その間、持ってきた白いワンピースを濃染処理してから干しておきます
煮だしている間に
準備してもらった昼食をいただきます
窯で炊き上げたご飯と季節のお料理やお野菜
素朴でシンプルなおいしさが心と身体に染みます ← 染めつながり
美味しかったな～
誰かが愛情を込めて作ってくれたごはんって本当に美味しいですよね
エネルギー高いです感謝です
おなかいっぱいになって、ゴロンと横になりたいところを我慢して作業開始
煮出したコブナグサの液に干しておいたワンピースを投入
しばらく煮て、取り出し、媒染液に浸けて、またコブナグサ液の中へ
しっかり染まったのを確認して取り出し、水洗いして完了です
驚きました
こんなに鮮やかに染まるなんて、本当に驚いちゃいました
あの畑に生えていた、知らなければ刈り取って捨ててしまうであろう草で
こんなにもきれいな黄色が染められるなんて
一緒に行った友達もワンピースを染めたので
並ぶと黄組みたいになってましたけど
正直、こんなに鮮やかに染まるなんて思っていなかったので
着て歩くのに勇気がいるかも
いやいや、でもでも、そんなことより
驚きと感動がすごかったです
こんな風に、身の周りの植物から色を取り出す技を編み出した、昔の人たちは本当にすごいですね
先人の知恵と、自然の持つ奥深い力に、改めて尊敬と感謝も思いがあふれた
そんな夏の終わりの一日でした