棒のとりこ | 鬼の霍乱

鬼の霍乱

年下の旦那さまと乳がん治療中の嫁の
珍道中的結婚生活をのらりくらりと綴ります。

食事療法を始めて1週間。



体調もすごぶる良い。


とにかく劇的に腸が喜んでいる。



狂牛病が流行った時も


安くなったからと牛肉を買いあさり


生レバー問題の時も


負けずに食べていた私。



まさか肉断ちが出来るとは。



我ながらビックリ。



私ってばやれば出来る子なのね。



毎回色々な野菜や


たまに魚を投入しているため


スープの色がくすんでいる…



食べれば美味しいのだけれど。



名付けて


「不気味スープ。」



ひとつも美味しそうじゃない…



乳がん確定診断までは


まだ1ヶ月以上。



職場にあった乳がん用の小冊子で


ある程度の知識は得た。



ネットで色々調べて


安心したり青ざめたり。



一喜一憂するのも疲れた。



さて冬の長い夜をどう過ごそうか。



確かおかんがテレビで観て


欲しがった本があったな。



1日だけやって速攻飽きて


ツッコまれないように


こっそり隠してたっけ。



バレバレなんですけど。



おかんの座椅子の後ろを探す。



発見。



「元気回復足もみ力。」



足つぼマッサージで病気が治れば


医者なんかいらんわい。



と思っていたのだが


自分がこうなってしまった以上


やってみるのも悪くないかも。



著者は3ヶ月でガンが消えたらしい。



またまたー。



しかも世界一痛いって。



ドSの私に耐えられるだろうか。



棒は100均で買ったのがあるし


なんといってもタダだし手軽だし。



余計なこと考えて


ズーンってなるよりも


こっちの方が健全だ。



実行。



基本フルコースと乳がん改善コース。



病気で不安な気持ちを


足もみにぶつけると良いらしい。



グリグリグリグリ。



痛いは痛いが


なんかスッキリしたような気持ち良さ。



気のせい?



その日はいつもに増して


グッスリ眠れた。



信じる者は救われる??



治すのは無理だとしても


進行しているかもしれない病魔を


少しでも遅らせることが出来れば。



なおかつ体調が良くなれば


万々歳ではないか。



民間療法に頼り過ぎるのは


危険を伴う。



あくまでも趣味として。



内から「不気味スープ」


外から「足もみ」の二本柱で。



今自分で出来ることを


力一杯やってやるぜ。



待ってろよ組織診。




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