怒涛の2日連続の
乳がん確定診断前の検査。
病院=待ち時間は当たり前。
そうだ!
本でも買おう。
気晴らしになるような
POPで読みやすいのがいい。
本屋へ。
何か良いのないかな。
ふと一冊の本に目が留まる。
「余命1ヶ月の花嫁。」
恐る恐る手に取る。
少し立ち読み。
…駄目だ。
悲し過ぎる。
今の私には受け止めきれん。
また一冊の本に目が留まった。
「はなちゃんのみそ汁。」
恐る恐るまた立ち読み。
…号泣してしまいそうだ。
自分にドM攻撃してどうんすんだ。
やはりどうしても乳がん関係の本に
目がいってしまう。
とりあえず確定診断が出てから
買うとしよう。
もっと楽しい気分になるような本がいい。
店内をウロウロ。
ピンとくるものがない。
自分のテンションが低目なのに
POPな小説なんて選べるはずもなく。
こうなったらライトな病気もので。
一冊の平積みの本に目が留まる。
「今日からはじめるガンにならない体。」
つーかすでに98%ぐらいの確率で
乳がんなんですけど。
と自分にツッコミを入れつつ購入。
結局病院ではほとんど待ち時間がなかったため
帰宅後熟読。
内容はいわゆる食事療法。
食事で完治するなんて有り得ん
と思いつつも全否定もどうかなと思ってみたり。
揺れる乙女心。
細胞診まで1ヶ月ぐらいあるし。
確定診断まで何もしないのも
気持ちが悶々とするだけだし。
こう思っている間にも
しこりは私の体を侵食しているかもしれない。
このまま黙って結果を待つよりも
今出来ることをしよう。
攻め派の私。
やると決めたら行動あるのみ。
もうどうにも止まらない。
リンダ山本もビックリだ。
おかんにも本を読ませる。
今を泣いて悲観するよりも
未来への可能性を信じて欲しい。
おかんも目の色が変わる。
やる気満々だ。
もう誰も2人を止められない。
止めてくれるな。
こうして親子2人で
禁断の扉を開いた。
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