みなさん、こんにちは。
このところ、急に涼しくなって布団もいきなり厚くなったりと
気温の変化が激しい日々ですが、みなさまはいかがお過ごしですか?
私は、先日、日帰りでボランティア活動に参加してきましたのでそのご報告を。
場所は、宮城県岩沼市。
青森から福島までの沿岸で行われている「森の長城プロジェクト」の一環として行われている「千年希望の丘」がある場所です。
森の長城プロジェクト http://greatforestwall.com/project/
岩沼市千年希望の丘 http://www.city.iwanuma.miyagi.jp/kakuka/040300/sennnennkibounooka.html
この「森の長城プロジェクト」では、シイ・タブ・カシなど常緑広葉樹のポット苗を多くのボランティアと地元住民とで植樹し、「いのちを守る森や防潮堤」を築く活動が行われています。
と、そこで疑問に思うのは
「松じゃないの?」
ということ。
浜辺をイメージした際に思い浮かぶのは松林。
今までの実績を考えたら松の方がいいのでは?
って思ってしまうところです。
でも、実はこれ、勘違い。
もちろん、目的よっては正しくもあるようなのですが、
防潮堤とて考えると松ではダメなんだそうです。
というのも、大震災の際には津波によって引き抜かれた松が家屋を破壊する原因の1つになってしまったとのこと。
松の根は浅く張るため、波に力には耐え切れなかったようなのです。
だから、常用広葉樹の森を作り、津波で倒れない防潮堤を作ろうとしてそうなんです。
そして、苗が育ち、森となれば人々の憩いの場となり災害を考える上でのシンボルになるように思われます。
少なくともコンクリートに覆われた海岸線よりも心には優しい気がします。
さて、今回の作業はこんな感じ。
ボランティア団体「KIDS NOW JAPAN」さんの手ほどきで、既に苗を植えられた斜面の草取りを行いました。
草と侮るなかれ。
放っておくと苗より大きくなってしまい、苗が枯れてしまうそうです。
苗が元気に育つためには大切な作業なんですね。
それにしてもかなりの面積。
1人が出来る量なんてたかが知れていますが、多くの人がかかわることで苗が元気に育っていきます。
こうやってボランティアによる植樹→手入れなどの活動によって森になっていくんですね。
ブログをご覧の方の中で、宮城県での植樹や苗の手入れなどのボランティア活動にご興味のある方がいらっしゃいましたら工藤までご連絡ください。
栃木県宇都宮市の住宅設計は