修学旅行前に左腕を骨折。ドクロ
誰も骨折なんかしていないからとても嫌だったガーン
行かなくて済むのなら行きたくなかったショック!
ギブスが恥ずかしくてみじめで仕方なかったしょぼん
せめてもの気休めに取っておきのワンピースを着て行ったワンピース
もしかしたら特別に買ってもらった服かもしれない。

行く前はあんなにイヤだったのに、実際ギブスも恥ずかしかったのに、旅行自体にネガティブな思い出はない。
楽しかったし、友達が色々助けてくれたのも嬉しかった。
もみじまんじゅうの甘い香り。
厳島神社の赤い大きな鳥居と海の景色に圧倒されたこと。
行く前とうってかわって行って良かったと心底思えたのがちょっと驚きだった。

「自分だけギブス」という他人と違う外見、それを他人がどう見るかを強烈に意識したのはこれが初めてだったのかもしれない。

割り箸弟が産まれた朝、父の朝食に良かれと思ってゆで卵を作った。学校に行く前に食器を洗おうと流し台に行くと、他の汚れたお皿や使ったコップと共にゆで卵が手つかずのままのお皿が置かれていた。食べてくれなかった。いらないならいらないって言ってくれたら良かったのに。どこかでこっそり捨てるなんて手も思いつかなかったのだろうか。念願の男の子が生まれれば女の子のゆで卵はどうでもいいのだろうか。弟が産まれたのに悲しくて寂しくてつらかった。ゆで卵の殻を剥いているとふとよみがえった、今も思い出すと胸が苦しい思い出。しかも父の日に思い出すという。