先日の大阪からだ会議に加藤師範が車椅子に乗っている人を連れてきた
彼は脳幹脳腫瘍で半身不随で
口は開けっ放しで
ヨダレを垂らして
恐ろしく顔が歪んでいた
加藤師範のメッセージ
天城流湯治法錬堂先生、こんばんは。からだ会議へ申し込みをされた⚪️⚪️さまから次のようなメッセージが入ってます。
「三浦先生の初診を先日受けて知りました。脳幹脳腫瘍の主人⚪️⚪️に杉本錬堂先生に診て頂くチャンスがあれば加藤様にお尋ねされると良いかもしれませんとアドバイスを頂きました。何卒宜しくお願いします。⚪️⚪️子 ⚪️⚪️男」からだ会議の途中でお時間を取って診ることはできるでしょうか?
でも…そんな症状が重い人
施術した事がない
一瞬、見て
無理ーーーーーーと思った
周りには数十人の指導者と観衆
一体、どうすればいいのだろうか?
泣きたくなった
それでも皆の前では平然を装って
やれるだけの事しか出来ないよ
と言いつつ
お尻の穴は緊張で締まり
痛いほど
脇の下は腕まで流れてしまうほどの
脇汗をかき
足はガタつく
自分の手を見たら
クライアントより小刻みに震えている
ヨーーシ、始めるかあーー
と自分に……言い聞かして
ピックを握りしめた
施術の流れ
寿江さんもビデオを初めから撮影していたかどうか不明ですので、私が記憶している範囲でまとめてみました。
【顔診】
口は開けたままの状態で下唇の左に便秘の反応あり。
顔の左側が引きつって上がる。
左の硬直系で膵臓パターン。
【施術】
(1)顔の左側の引きつりをとるために
①左鎖骨内側の下縁をほぐす。
②左鎖骨内側の下縁と対応する後頭部の左側をほぐす。
③左鎖骨内側の下縁と対応する左肩甲骨をほぐす。
④左頬が引きつって上がっているのをとるため、左頬の下
の腱を外す。
⑤左頬と対角線にあたる頭部の右剃り込みラインあたりを
ほぐす。
(2)口が開いたままの状態を改善するために
①左の前斜角筋をほぐす。ここが引っ張って口が閉じにく
くなっている。
(3)ぼんやりして、うつろだった目をしっかりさせるために
①蝶形骨の左右の躰起点を調整。黒目と白目の境がはっき
りする。
(4)線維筋痛症の施術
クライアントは子供のころから痛がりであり、顔診法でも
線維筋痛症の相を呈する。
①右前斜角筋をほぐす。
②ベッドで仰臥位、ヘソの左側の硬結をハンマリングと タッピングで緩める。
ヘソの左をほぐしながら、左大腿内側の膵臓の個所をほぐす。
③咀嚼不足により腹部が硬いため、躰起点を切る
前縦靭帯・後縦靭帯の躰起点
黄色靭帯・棘間靭帯の躰起点
腸骨縁の上中下の躰起点
恥骨の上縁の躰起点
横隔膜の躰起点
④腹部をエネルギーによって緩める。
(5)下肢の動きが悪いため、頭部を把持して左脳から右下肢へ、
右脳から左下肢へエネルギーを流す。
(6)脳幹腫瘍からくる言語障害にたいして
①右第2第3肋骨の間と右第3第4肋骨の間をほぐす。
これで終了と言って……終わった
それ以後の1日は……あまり記憶に無い
ただクライアントの顔が大きく変わって
クライアントの奥さんが
私に「奇跡です」と言ってくれて
本を買ってくれた
これで……また
新たなるメソッドが誕生した
早く資料を作りますね
これで……救われる人が
いるのならば