かつて「アカデミー賞は単にアメリカで行われる賞のひとつに過ぎない」と語っていたフランス人監督がいて、えらくカッコいいなと感じた記憶がある
カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンの所謂「三大映画祭」に較べると、もともとアカデミー賞は商業主義的傾向が強かったのはたしかだが、それにしても今回の作品賞の有力候補が、あくまでもヴァラエティ誌の予想だけども、「トップガン」ってのはねぇ
多くの観客を熱狂させて興行成績も好調と聞く「トップガン」には、未見の私にはわからない大きな魅力が備わっているのは間違いないのだろうが、それが作品賞の有力候補となると何だか複雑な思いだ
昨年の授賞式で放ったウィル・スミスの強烈な右ストレート(左フック?)の一件も含めて、その価値自体が大幅に下落した現在、もはやアカデミー賞は番組スポンサーが視聴率を稼ぐための「イベント」に成り下がったという気がしないでもない
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2023年01月09日 12:00

