今月の Communications of the ACM に五十嵐先生の記事があった.
http://doi.acm.org/10.1145/1785414.1785436
この記事は五十嵐先生の研究の履歴が概要できてとてもいい.私がどうこう言うのもおこがましいですが,五十嵐先生の研究はデモが楽しく,実用的
で,solid
な基礎技術を開発しているところがすばらしいと思う.彼の夢のある研究というのが人を魅きつけるのはよくわかる.私も魅きつけられてしまう.しかし,私は
ひねくれているせいか,彼の技術的に洗練されていく論文,
なぜかあんまり目立たない感じはするが,こういうのができたらいいなという後の技術的に洗練されていく論文が,私は好きである.たとえば,Teddy
に対する SmoothTeddy がそうだ.ここでは interactive な sketch system を実用的に使う上で重要な mesh
refinement に関して論じている.こういう使えるシステムにするための技術的な貢献があること,が素敵だなあと思うところである.