私が一番聞いたミュージシャンは、ずばりマクリーンさんです。

 

 今回、彼のハード・バップを若々しい感性で演奏した初期の名作を紹介しましょう。今作では、ワン・ホーン・カルテットから始まり、クインテット、セクステットと、ホーン奏者を増やし、演奏に厚みが出ている。

 

 ハンク・モブレードナルド・バードといった精鋭とのやり取りも聴きもの。おすすめは、まず「センチメンタル・ジャーニー」。このけだるさがもうたまりません。くせになる曲ですね。

 

 そして、4曲目の「コンファメーション」。パーカー派の彼が敬愛するかのように楽しくセッションしていますね。この曲は、ジャズマンにとっては、定番中の定番。前奏に使ったり、後奏にもってきたりしていますね。

 

 いい曲は、いつまでも受け継がれていくのでしょう。