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レンコンマンのブログ

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はじめまして!
僕は鳴門市にある大麻町商工会青年部のレンコンマンこと長谷川伸一です。

レンコンを生産しています。

鳴門市のレンコンは西日本一の生産量を誇り徳島県でも有数のブランド品目であり
良いレンコンを作っていれば儲かる作物でした・・・。

しかし近年
食生活や流通の変化に伴い
良い物を作れば売れる時代ではなくなってきました!

そこで僕は売れる商品つくりをめざし様々な活動を始めました。

売れる商品とは・・・お客さんが欲しい商品の事です。

鳴門市のレンコンは地元での消費が非常に少なく
また地元よりも大阪や神戸の方が高く売れるので
鳴門市で生産されたレンコンのほとんどが京阪神市場に出荷され

地元のスーパーや料理屋でさえ
地元のレンコンを買ったり食べたりできない状態でした。

僕自身でもレンコンについてのご意見やご感想を
消費者や料理人の方に聞きました。

レンコンは高くて買えない・・・。
料理の仕方が分からない・・・。
皮をむいたりアク抜きなど料理に手間がかかりめんどうくさい・・・。
あまり食べない・・・。

など否定的な意見ばかりに
衝撃を受けました!

そこで先ずは
気軽に美味しいレンコン料理を食べてもらい
レンコンの美味しさや料理方法を知ってもらおうと
商工会青年部のメンバーでもある
地元料理店「大鳥居苑」と協力して
レンコンを使ったB級グルメとして

スライスしたレンコンとひき肉を炒め砂糖醤油や酒で味付けしご飯に乗せた
「レンコンきんぴら丼」

すりおろしたレンコンをうどんの汁に入れ煮込んでとろみを出した
「れんこんみぞれうどん」
をお昼のランチ限定でともに500円で提供して頂きました。

商品完成後に地元新聞社や雑誌社に連絡したところ
地元の若い生産者と料理人が作ったB級グルメ!として
地元新聞にはカラーで大きく載り
地元タウン紙でも何回も取り上げて頂き
地元テレビ局でも放送して頂き

大きなPR効果があり
多くの方に大鳥居苑でレンコン料理を食べて頂きました。

僕はこの体験で地元の大切さ
情報を作り発信することの大切さを学びました。

料理店とのコラボは
他にも鳴門市内の居酒屋さんでレンコンを使用した
「徳島チャーハン」「レンコン餃子」「阿波鳴門ラーメン」
ココ壱番屋鳴門黒崎店では
「ヴォルティスカレー」や「レンコンチップス」
他にも
さまざまなお店にピザやカレー、ケーキにも使っていただき
それも多数のメディアに情報発信し沢山とりあげて頂きました。

これは生産者の儲けよりも
料理店の知名度とレンコンの美味しさを知ってもらうことを
目的としていたのでお互いかなり良い効果がありました。


次に
お客さんが買いやすい価格や販売方法を調べました。

200g~300gくらいを200円台の価格なら買うと言うご意見を頂き
また安心安全のため生産者の顔と名前を出し

地元チェーンのスーパーで長谷川農園のレンコンとして販売を始めました。
また料理方法を知って頂くために

20種類くらいの実際にレンコン農家で食べている
レンコンサラダ、レンコンカレー、きんぴら炒め
レンコンチャーハン、レンコンパスタ、レンコンハンバーグやお好み焼きなどの
簡単レンコン料理レシピを作りました。

レシピは全て2行にまとめ
「これなら作ってみようかな~。」
と思っていただけるレシピに仕上げレンコンを販売している隣に置かせて頂き
お客さんが気軽に持って帰って頂けるようにしました。

この効果で地元チェーンスーパーでの売り上げは
長谷川農園のレンコンを販売前に比べ
最大20倍売れるという絶大な効果がありました。

もちろん料理店とのコラボやメディアでの知名度もあり
長谷川農園のレンコンマンも有名になりました。

また、毎月最終日曜日に徳島市内である
とくしまマルシェにも出店し
お客さんとの直接の交流を通しての
情報発信や情報収集もしています。

マルシェではどこで長谷川農園のレンコンを買えるか
食べれるかの情報を発信したりやレシピを配ったり保存方法や栽培のこだわりなどを説明しています。

またお客さんのご意見をスーパーや料理店での販売や
自身の生産や栽培にも活かしています。

さらに多くの産業とのコラボを考え
木工、ジュエリーや鉄鋼関係など様々な業種とのコラボレーションを実現してきました。
ただ・・。個人ではせっかくの素晴らしい商品やサービスが情報発信不足で
多くの方に知って頂けないし生産についても個人では限界を感じました。

そこで地元の若手経営者とさらに農工商連携や6次産業化
などができると考えて
地元の商工会である大麻町商工会青年部に加入しました。

そしてこの度
僕たち大麻町商工会青年部では面白いプロジェクトを計画しています。

大麻町の特産品である伝統工芸の大谷焼とレンコンのコラボ商品
「大谷焼で作ったレンコンストラップ!」
を製作する企画です。

これは、ただ作って売るだけではなく
商工会のシステム、ネットワークなどを使い
全国レベルのプロのコーディネイターを呼んで
「売れる商品」として作り上げます。

先ほども言いましたが
売れる商品と良い商品とは全然違います。

お客さんが欲しい商品は
お客さんが欲しくなるネーミングや色、価格
お客さんが買いたくなる販売方法や販売場所

そして
「ストーリー」や「情報発信」による
知名度など全て

売れる商品つくりには必要になってきます。

それをコーディネイトして頂き
商工会をはじめまずは地元で流行らせ
地域や市民県民に愛される商品に成長させ

全国に広げていき

地元が・・・地域が・・・誇れる商品として
作り上げていきたいです。

その過程で商工会青年部のメンバーは
売れる商品つくりを学べ
「レンコン」と「大谷焼」
そして
「大麻町商工会」を全国的に有名にしていきます。

もちろん本業であるレンコンや大谷焼でもこのプロジェクトを活かし
素晴らしい商品、売れる商品を作り地域を産地をブランドを盛り上げていきたいと考えています。

もちろんこれだけで終わるわけではなく
大麻町商工会青年部では観光事業も計画しています。

具体的には農・商・工を連携した体験観光を考えています。

レンコンやシイタケ業者での収穫体験
国の伝統的工芸品である大谷焼の製作体験
料理店では地元食材やお酒をなどを頂けたり
大麻町の魅力を活かし
全国にPRする事などです。

これからは私たち農業者も変わらなければいけません
商工業や観光業との連携も
絶対必要だと思っています。

お互いが利益を生み
相乗効果が上がるシステムをつくり!
ITやメディアなどの情報発信力を活かし

商工会を活用していきたいと考えています。

国や県、市においても
農商工連携や農業の6次産業化が注目を集めています。

農業も今のままでは衰退します!
商工業も同様だと思います!

今までは農業団体と経済団体との連携も希薄でしたが
これからはお互い協力し
共に力を合わせ
地域を地元を元気にしていきます!!!

ありがとうございました!!!!