先ずはこの2枚の画像から。こちらが私の Peugeot 508 、

 

 

 

 そしてこちらが奥様の Jaguar XE 。

 

 

 

 その日、母の七回忌法要で高知の三翠園に宿泊。翌朝10時、出立でジャガーのエンジンをかけました。隣の駐車スペースにはパイロンが立っていて動かしやすいなと思っていたところに、一台の軽がジャガーの前に横付けしました。「え、何? ケンカ売られてる?」なんて一瞬思ってたら、その軽はバックでそこに駐めようとし始めました。「おいおい」、私は発進しかけたジャガーのシフトをNに戻し、窓を開けて危険を伝えました。と、横で息子が「お父さん!」、直後にクルマにゴン!と振動が。直ぐに悟りました、ジャガーは意図せずバックしていたんです。幸いちっちゃな擦り傷がリアバンパーに付いただけですが、その日はハンドルを息子に渡し助手席で蟄居(哀)。

 

 

 老人の事故はこうやって起こるんだ、よく分かりました。

 

一つ目、シフトレバーの並びです。ジャガーは回転式、プジョーは前後に動かすタイプですが、私は自分の乗り慣れたプジョーのつもりで手前から2番目のNにシフトしてしまったのですが、ジャガーの回転操作ではそこはR。さらに悪い事に発進時にはプジョーはパーキングブレーキの解除操作が必要なのに対しジャガーは自動解除。このジャガーもうちに来て7年、慣れ親しんで来たので逆にプジョーとの違いに慎重になれませんでした。

 

二つ目、たかがパイロンを跳ねる程度の事とは言え、横で他人事の様に傍観していたと云うのでは世界征服同盟員としては恥ずかしい。ただ回りに人がいっぱいいてクラクションは鳴らしにくかっので窓を開けてドアも開け、身を乗り出して大きなクラッピングで教えようとしました。当然右脚は地面に出してました。この時点でブレーキが効かなくなってました。

 

三つ目、私が通常に運転する2台はM TとPHEV。傾斜地でもなければニュートラル状態なら勝手には動きません。いつの間にか動くって事は無いんです。なのでクリーピングって全く意識してませんでした。

 

 もうこの辺でドライバー原因の事故の条件が揃ったって感じです。

 

四つ目、ジャガーが案内された駐車場所は本来のパーキングエリアじゃなくて、玄関近くで建物が屋根代わりになるありがたい場所。ただ、車輪止めが無くて、駐車時にはドアボーイが誘導してくれました。もしここに車輪止めさえあれば....

 

五つ目、バック時の自動ブレーキって付いてなかったんだけ? センサーとアラームだけ? そうか、あんまりしっかり働くと車輪止めまで下がれなくなるもんなあ。

 

 

奥様のJaguar XE 、もう怖くて(鬱)