半世紀前、つまり私が色気付いてきた頃、お正月のおめでた番組に美女対談みたいなのがあって、登場する美女4人については今でも強烈に印象に残っている。山本富士子、佐久間良子、三田佳子そしてお亡くなりになった山本陽子だ。

 

 山本陽子....後の3人と比べると圧が弱いというかちょっと繊細なイメージで、それがまた私を虜にした。目元が涼しい細面の美貌が10代の私には途轍もなくエロティックに見えた。たぶんあの頃から私は年上好みだったのだろう。

 

 

 

 極め付けはドラマ「冬の貝殻」。山本陽子と松坂慶子が姉妹ナースという超エロ設定のドラマ、妹の過失の責任を被って厳しい道を歩く姉の山本陽子という話で、とにかく彼女の美しさにメロメロになったのを思い出す。ネットにはもう当時の画像はほぼ残ってないが、舞台は確か先頃の地震でも名前が出てきた氷見。つまりそんな事まで覚えているくらい私にとってインパクトのあるドラマだったって事だ。

 

 

 放映は1973年、Wiki ってみるとこの年は大河ドラマ「国盗り物語」にも出演してる。私が初めて見た大河だ。ここでは松坂慶子と親子(笑)だが、この作品には三田佳子も出てたりしてもうかぶりつきで見てたのを思い出す。

 

 

 そして「黒革の手帖」、40歳頃か。この女っぷり!男たちが続々溺れていくのは仕方ないよなあ(蕩)

 

 

 

 その山本陽子がお亡くなりになった。81歳は今や早逝の部類に入る。エロティシズムの観点から「勿体無い」とは言わないがやはりしみじみと淋しい。

 

山本陽子様、安らかに(祈)

 

なお、黒革の手帖は今この方の手に渡ってます....