ケンカもしない。部活もしない。壁ドンもない。「喋る」だけの放課後。




なかなか行けなかったのですが、やあっと映画3本とアルバムを借りて来れました。
でも、日曜日までに返すのに、まだまだ見れていません…。





会話劇とはこんなにも面白いのかと、発見の一歩になりました。

お調子者の瀬戸と頭の切れる内海は放課後、川辺でおしゃべりをする。
この間の出来事、好きな女子について、思いつきのゲーム…
ただただ過ぎてゆく時間、日々、青春。





たったふたりで。階段のみで。75分。
出演者の豪華さ以外は、B級映画と呼べるほどの簡素なつくりでした。
ふたりの話す様子が短く撮られ、それがいくつか収録された短編集のような映画です。


なぜだかひとつも退屈しません!
教室で男子の会話を盗み聞きして、くすっとわらってしまうような平坦さにちょっとだけ元気が出る。

DVDで鑑賞後、映画館で見る必要性は感じなかったけれど、
平穏な放課後と壮大な音楽の対比は、いつまでもふたりに聞き耳を立てていたくなるほど“面白い”の連続だった。



中学生時代はほぼ帰宅部と変わらないような部活で時間を潰し、いま高校で弓道部へ忙しく通う日々を送るわたし。
この対比にはよく気が遠くなり、よく「部活に入って良かった」と「部活なんてやめとけばよかった」の間で揺れる。
部活のない放課後、たったふたりで時間をなぞる。そんな青春も実は素晴らしくて、実はあこがれなのかもしれないな。
赤いコンバースがまぶしい。



まんがもドラマも見たことのない、予備知識なしでの鑑賞でしたが、カジュアルに心配せずにたのしむことができました
どうかお家で、おやつでも食べながらひとやすみがてら見てみてください。笑っ

なぜか、すこし気力が湧いてきたりもします。