ところでみなさん、婦人科検診受けてますか?
年齢によっては、区や市から婦人科検診のお知らせの封筒が届いていると思います。公費検診です。
年齢や区によって、無料の時があったり、1000円の時があったりします。
では公費の婦人科検診の内容とは??
子宮頸癌検査と、触診です。
以前のブログにも書きましたが、子宮頸癌検査は、膣の中に金属の機械をいれて子宮の出口を露出させ、綿棒やブラシで、細胞をとる検査です。それを顕微鏡でみて、悪い細胞がないかなど検査します。
触診とは腟の中に医師の左手の指をいれ、右手でお腹の上から子宮や卵巣が腫れていないか、痛みはないかみる検査です。
腟の中に医師の指をいれる理由は、指をいれることで子宮を上に押し上げて、右手でお腹の上から子宮や卵巣を触れやすくするのです。
ただここからが重要!
分厚いお座布団の下にチョコボールがあったとしましょう。触ってわかりますか?
わからないですよね?
婦人科の触診では、子宮や卵巣がすごく大きくないかはある程度は分かりますが、小さな子宮筋腫や、卵巣腫瘍は触っただけではわかりません。
ましてやお座布団が分厚ければ分厚いほど(お腹に肉がついてればついてるほど)手では触れられないので、小さな病変を触れることはできません
では小さな病変はどんな検査でわかるか?
経腟超音波検査(エコー検査)です。
これ
これを腟の中にいれると、スクリーンに子宮や卵巣がうつります。
そうすると数ミリの筋腫や卵巣腫瘍もわかるのです
毎年婦人科検診を受けていても、エコーをしたことのない方の中には大きな筋腫や卵巣腫瘍がある方もいらっしゃいます卵巣癌がみつかることも、、。
通常の区や市の、いわゆる公費検診は触診だけですし、会社などでうけられる人間ドックにはエコーは含まれないことが多いです。
自分の体を守るためにも、是非、一年に一回は子宮頸癌検査と一緒にエコーも受けましょう
ちなみに、両方やっても1分くらいでおわりますよ
リラックスしてもらえれば痛みはほとんどありません
信頼できる産婦人科を見つけて是非受診をしましょうね