第一原発「程遠い収束」 炉内把握は不完全が続く!! | れなたろうのブログ

れなたろうのブログ

思った事綴ります。

東京電力は20日、水素爆発を起こした福島第一原発構内を報道陣に公開した。高橋毅所長が記者団の取材に応じ、圧力容器底部に設置された温度計の一つが故障した2号機について「今後、残りの温度計が壊れないとは言い切れない。燃料の状態もよく分からない」と述べ、炉内の把握は不完全な状況が続くとの見方を示した。原発事故から間もなく1年となる今も実態は「収束」とは程遠い状況が明らかとなった。
高橋所長は2号機の炉内の状況について、「(溶解した)燃料の中の状態はよく分からない」と述べた。今後、新たに温度計が故障する事態を想定し、ファイバースコープを導入して炉内の状況を確認するという。格納容器内の圧力、注水量などを基にした総合評価も続ける。
ただ、温度計が使用不能となれば、「圧力容器底部の温度が100度以下」とする原子炉の冷温停止状態の認定は大きく揺らぐ。高橋所長は「冷温停止状態の定義で、細かい点をどう詰めるかは、決定の段階に至っていない」と述べるにとどめた。
また、凍結が原因とみられる汚染水などの配管の水漏れが相次いだ問題について、「想定が甘かったことは否めない」と謝罪した。
高橋所長は、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出しの工程についても説明した。
現在、燃料搬出の障害となるプール周辺のがれき撤去、構造物の除去を進めており、片付いた後に燃料の取り出し作業に入る。
東電による福島第一原発の公開は昨年11月に続き、2回目で、経済産業省原子力安全・保安院の保安検査に合わせて実施した。
(福島民報)


東京電力は20日、福島第1原発を報道陣に公開した。昨年12月に宣言された冷温停止状態以後初めてで、同11月に続き2回目。今月6日から経済産業省原子力安全・保安院が実施している事故後初の保安検査の様子も公開した。今回、敷地内で初めてバスから降りることを許されたが、現場は依然、放射線レベルは高い。3号機原子炉建屋はがれき撤去が進む一方、約100日前の前回公開よりさらに崩落も進み、大きく変貌していた。

現場で指揮を執る高橋毅所長(54)は報道陣の取材に応じ、「国内外の方々のご支援で冷温停止にもってくることができた。廃炉に向け腰を据えてやっていきたい」と述べた。
「肉体的疲労はもちろん、大変な迷惑をかけたと、精神的にもつらかった」
事故から1年近くになろうとする中、作業員や原発所員の気持ちをこう代弁するのは、第1原発の原子(はらこ)昭洋広報部長(49)だ。
事故直後は放射線量を確認する個人線量計が足りず、満足な被曝(ひばく)管理もできなかった。彼らが現場に踏みとどまったのは、「早く事態を収束しなければ」との使命感があったからだという。
◆今も毎時3ミリシーベルト
敷地内は、極めて高い放射線量が検出されたがれき類は撤去された一方、津波被害を受けたフェンスなどがそのままに放置されるなど、爪痕の大きさを感じさせる。
報道陣を乗せたバスが、前回毎時1ミリシーベルトを観測した3号機付近にさしかかると、線量計は前回を上回る1・5ミリシーベルトを記録した。この付近で作業を続ける鹿島建設の現場監督、日比康生(やすき)さん(48)は「線量が高く苦労している。現場は3ミリシーベルト。とても長時間はいれない」と打ち明けた。
1~4号機の建屋全景を見渡せる高台(海抜30メートル)でバスが止まった。整地作業を進める重機の振動が地面を伝う中、初めて外に出ると、冷たい海風が防護服をかすめた。ふと被曝の心配がよぎる。4号機原子炉建屋から西北にわずか約340メートルの場所だが、線量は50マイクロシーベルトまで下がっていた。
目に飛び込んできたのは、水素爆発によって大きく損壊した3、4号機原子炉建屋の変貌した姿だった。3号機はがれきの重みでさらに内側に崩れ、建屋の原形をとどめない。4号機は建屋上部で鉄筋にぶら下がり崩れそうだったコンクリート片のがれき撤去が進み、骨組みだけの姿になっていた。
◆平日3千人作業
4号機原子炉建屋の燃料貯蔵プール付近では、防護服に身を固めた作業員が燃料取り出しの準備を進めている姿がはっきりと見える。現在も平日約3千人が高い放射線量に気を使いながら、作業に当たる。
原発事故後、約250日間にわたり陣頭指揮に当たってきた吉田昌郎前所長(57)は昨年12月、病気療養のため退任した。
「本店は現場の苦労を分かってねぇじゃないか。おれが掛け合ってやる」
部下思いだった吉田前所長。原子部長の耳には、最も厳しい時期に、幾度となく免震重要棟に響いた怒声が残っている。
「地域の方が一日も早く帰宅していただけるように」
吉田前所長が現場を去る前に残した言葉をかみしめるように、原子部長は誓う。「その意思を必ずわれわれが達成する」
(産経新聞)


れなたろうのブログ

れなたろうのブログ
4号機現況



福島原発事故・・・

汚染水の問題・温度計の問題・・・・

それに3号機・4号機の建屋の崩落の危機・・・

程遠い収束への道・・・

政府・東電はいつまで事実の隠蔽を続けるのか・・・

未だに放射能物質の放出も続いている・・・

事が起きてからでは遅い!!

早急に対応を!!


ペタしてね 読者登録してね フォローしてね アメンバー募集中

福島原発でいま起きている本当のこと~元・現場技術者がすべてを語った!/淺川 凌
¥500
Amazon.co.jp

FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン (朝日新書)/広瀬 隆
¥777
Amazon.co.jp

福島原発の真実 (平凡社新書)/佐藤栄佐久
¥777
Amazon.co.jp

福島 原発と人びと (岩波新書)/広河 隆一
¥798
Amazon.co.jp

プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実/朝日新聞特別報道部
¥1,300
Amazon.co.jp

検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか/日隅 一雄
¥1,890
Amazon.co.jp

福島原発人災記――安全神話を騙った人々/川村 湊 著
¥1,680
Amazon.co.jp

福島原発の闇 原発下請け労働者の現実/堀江 邦夫
¥1,050
Amazon.co.jp

暴走する原発  チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと/広河 隆一
¥1,365
Amazon.co.jp

緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)/水野 倫之
¥777
Amazon.co.jp

福島原発事故の「犯罪」を裁く/広瀬 隆
¥600
Amazon.co.jp

これでいいのか福島原発事故報道―マスコミ報道で欠落している重大問題を明示する/丸山重威
¥1,680
Amazon.co.jp

世界が見た福島原発災害─海外メディアが報じる真実/大沼安史
¥1,785
Amazon.co.jp

徹底図解 福島原発の真実 (双葉社スーパームック)/著者不明
¥880
Amazon.co.jp

こういうこと。-終わらない福島原発事故/広瀬 隆
¥1,050
Amazon.co.jp

原発のウソ (扶桑社新書)/小出 裕章
¥777
Amazon.co.jp

福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)/アーニー・ガンダーセン
¥735
Amazon.co.jp

福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実/山岡 俊介
¥1,365
Amazon.co.jp

人間と環境への低レベル放射能の脅威―福島原発放射能汚染を考えるために/ラルフ・グロイブ
¥3,990
Amazon.co.jp

福島第一原発事故衝撃の事実―元IAEA緊急時対応レビューアーが語る/高橋 啓三
¥1,470
Amazon.co.jp

福島第一原発事故を検証する 人災はどのようにしておきたか/桜井 淳
¥1,470
Amazon.co.jp

世界が見た福島原発災害 2/大沼安史
¥1,890
Amazon.co.jp

福島第一原発事故・検証と提言―ヒューマン・エラーの視点から/村田 厚生
¥1,470
Amazon.co.jp

福島原発大事故 土壌と農作物の放射性核種汚染/浅見 輝男
¥2,100
Amazon.co.jp

原発の闇を暴く (集英社新書)/広瀬 隆
¥798
Amazon.co.jp

原発の深い闇 (別冊宝島) (別冊宝島 1796 ノンフィクション)/著者不明
¥980
Amazon.co.jp

「想定外」の世界―福島原発事故で語られなかったこと/平田 周
¥1,890
Amazon.co.jp

改訂版 これから起こる原発事故~原発問題の専門家から警告 (別冊宝島) (別冊宝島1469)/著者不明
¥980
Amazon.co.jp

原発の深い闇 2 (別冊宝島) (別冊宝島 1821 ノンフィクション)/著者不明
¥980
Amazon.co.jp