どうする私…
K君は東京の大学に行くらしい。
そのためウェイターでお金を貯めている、もうすぐ貯まるよといった。
日が暮れてきた。再び駅の方に向かって歩き出す。流石に革靴は痛かったよとK君。これからバイトだってのに、懐かしさの余りに夢中で歩いてきてしまったらしい。
やっぱりK君らしいなと思った。一年の頃も、遠くにN君を見つけ手を振ると、必ずその横にいるK君が大きく手を振る。最初は君じゃなくて…と苦笑いしたけど、でもその無邪気さが憎めなくなった。入学式の事件から随分クラスの女子に警戒されていたK君。きっと軽い人だから気を付けなよと日が浅いのに噂ばかりが先行してた。私もそんな話を聞いて話しかけられても素っ気なくしてしまったのに、いつもK君のペースは変わらない。気の毒になり、語気が優しくなる。K君は裏表ないだけなのだ。
またそんな一面をみた気がした。今日を過ぎればもう会うことはない。寂しい。
K君とN君が番号を交換する。私はN君の手前聞けない。
そして、K君は手を振る。
「それじゃあ、お二人さん、仲良くね!」颯爽と去っていくK君。前に偶然帰り道で、こうして三人で会ったことがあった。駅の改札でその時も、
「Nさん、影では人気があったんだよ~!なあN君もそう思うよなあ」なんて気の利いた事言ってくれた。何となく私の恋心を分かってくれていて、くっつけようと気を遣ってくれていたのだと思う。でも、私は知っていた。セミナー合宿の時も、具合が悪くなって一人部屋まで帰る私を送ってくれた。写真を撮ろうとふざけながら追いかけ回したK君…君はなんて良い奴なんだよ。そこまでされちゃ私…もうN君のことより君が…
行ってしまった。二人取り残されてしまった私達。喫茶店に入る。
そのためウェイターでお金を貯めている、もうすぐ貯まるよといった。
日が暮れてきた。再び駅の方に向かって歩き出す。流石に革靴は痛かったよとK君。これからバイトだってのに、懐かしさの余りに夢中で歩いてきてしまったらしい。
やっぱりK君らしいなと思った。一年の頃も、遠くにN君を見つけ手を振ると、必ずその横にいるK君が大きく手を振る。最初は君じゃなくて…と苦笑いしたけど、でもその無邪気さが憎めなくなった。入学式の事件から随分クラスの女子に警戒されていたK君。きっと軽い人だから気を付けなよと日が浅いのに噂ばかりが先行してた。私もそんな話を聞いて話しかけられても素っ気なくしてしまったのに、いつもK君のペースは変わらない。気の毒になり、語気が優しくなる。K君は裏表ないだけなのだ。
またそんな一面をみた気がした。今日を過ぎればもう会うことはない。寂しい。
K君とN君が番号を交換する。私はN君の手前聞けない。
そして、K君は手を振る。
「それじゃあ、お二人さん、仲良くね!」颯爽と去っていくK君。前に偶然帰り道で、こうして三人で会ったことがあった。駅の改札でその時も、
「Nさん、影では人気があったんだよ~!なあN君もそう思うよなあ」なんて気の利いた事言ってくれた。何となく私の恋心を分かってくれていて、くっつけようと気を遣ってくれていたのだと思う。でも、私は知っていた。セミナー合宿の時も、具合が悪くなって一人部屋まで帰る私を送ってくれた。写真を撮ろうとふざけながら追いかけ回したK君…君はなんて良い奴なんだよ。そこまでされちゃ私…もうN君のことより君が…
行ってしまった。二人取り残されてしまった私達。喫茶店に入る。