実らない片思いの先に | 恋愛手帳

実らない片思いの先に

来る日も来る日も、私は片思いの彼の姿を追い始めた、こっそりとバレないように。
甲斐は虚しく、クラスが別々になった。それでも諦めきれずに、窓から休み時間は眺めることにした。幸いに、サッカーをやっている子はカッコ良く移るので、みんなの注目の的だった。
私も部活に入ることにした。内気な性格と、足に火傷の痕があって人に見られたくないので、短いズボンははけなくて運動は諦めた。本当はテニスがやりたかった。好きな彼がいる校庭というのもあるけど、短いスカートをひらひらさせながら、暑い太陽の下汗をかいたら気持ちいいのだろうなあと。
本当の私の性格は内気ではないはずで、とっても元気な女の子だった。しかしスカートを履く学校では歩き方ばかり気をつけるせいか、毎日油断がならなかった。
そうしていつの間にか、友達が行くブラスバンドにフラフラついて行き、あっさりそこに決めた。

ひょんなことに、音楽の準備室で好きな子の告白大会になった。そして渋々私が言ったとき「えっ?」と嬉しそうな声をあげた子がいた。どうやら片思いの彼の幼なじみのような女の子だったのだ!小学校から通う塾が一緒だと言う。

迷わず私は母に土下座をし「塾に通わせて下さい」と頭を下げた。元々教育熱心の母は迷うことはなかったが、私の指定した塾は地元で最も高くて有名だったようで、父に相談してOKを出してくれた。サラリーマン家庭には痛い出費だったようだ。
そうして、幸運なことに縁は切れずにめでたく一緒の塾に通う事になる。当時二年生。一教科だけという条件である。
奮闘記は続く…