2月

あたしは海斗さんに渡すチョコを用意して、準備してた。

今日は久しぶりに会う。
チョコとハングルを可愛くラッピングして、自分が空回りしてる事も気づかずに…1人でワクワクして楽しみにしていた。

海斗さんの淋しそうな笑顔も全く気付いて無かったよ。



あたし達は買い物して、ご飯食べた後雪が降る海に行った。
あたし達が初めて一緒に行った場所。
懐かしくなってボーッとしてたら
『風邪引くから行くよ』
って手を引かれてホテルに行った。
自然に結ばれ幸せの真っ只中だったのに…
海斗さんの一言から始まった。
終わりへのカウントダウン



『やっぱお前が好きだゎ…』


その言葉でアタシは十分だった。少しでも彼に近づきたくて、アタシは背伸びをした。

『会いたい』
なんて滅多に言わなかった。
やせ我慢して、会う回数を減らした。
前以上に会わなくなった。

彼の重荷になんかなりたくなくて、仕事を増やした。
頑張って大人になりたかった。


そんな風にしてたら、時間が経つのはあっという間で彼が旅立つまで1ヶ月をきった。

アタシは自分しか見てなかった。自分の事で精一杯だった。
周りを見ず、背伸びし過ぎてた。
『お~い。幸さぁん反応して下さ~い』


『…好き』

『何回も言わせんな。俺は好きなん』

『違う…』

『違うくないと!俺が好きなん』

『違うんです…あたしが好きなんです』

『へっ?お前は矢野が?』

『違います!海斗さんの事大嫌いだったけど…大好きなんです』

『ちょい待て!嫌いてどういう事や!?』


『…あっ』
嫌いだった事言っちゃったw

『お前ねぇ』
そう言ってじゃれ合って、今度は長い間唇が触れていた。


『やっぱお前が好きだゎ…』

そう言って貰った。