■幸せを感じ取れない現代人

2種間前の土曜の朝、たまたまテレビを見ていたら、女性の生き方について特集番組が放映されていました。

現代女性の置かれた厳しい現状がたくさんのメールによって浮き彫りにされていきます。

・正規雇用ではなく収入が安定しないから結婚出来ない不安を持つ女性。

・男性の育児参加意識の低さに憤る女性の不満。

・共働きを擁護する公的子育て支援への強い要望。

・不妊治療によって傷ついた女性達の思いと現状。

人それぞれに女性特有の悩みを抱えている現状を伝えていました。

多くの日本女性が不満を持ち、幸せを感じとれなくなっています。結婚を諦める女性が多いのも、結婚に対する幸せの期待がないのだろうと改めて思ったりもしました。

現代の日本では社会の歪みが全て女性に集中しています。女性たちは日々それらの問題と戦い疲弊しています。

しかしながら、寄せられた女性達の言葉の中には、これはどうだろうかと思うものもあったりしました。

例えば、年収が少ないから結婚出来ない・・・。

収入が少ないことが本当に不幸せなのでしょうか?

貧しくとも幸せな人々は世界に沢山います。なぜ日本ではそれが普通ではないのでしょうか。

世の中には飢えで亡くなる人々が何万人もいるというのに・・・私達は食事を口にすることができます。夜ともなれば電気の灯いた部屋で過ごせるというのに・・・何故、貴方は幸せを感じとることが出来ないのでしょうか?

話はそれますが。貴方は海外旅行に行かれたことがあると思います。リゾート地バリは私達の平均年収の1/80以下の生活水準にありますが。しかしながら、人々の表情は明るく、真摯に神への祈りを欠かさず素晴らしい生活を繰り広げています。"収入が少ない=貧しい"と簡単に貴方は片付けていませんか?それは貴方の単なる思い込みではないでありませんか?

給与が少ない男性は話にはなりませんが。限られたサラリーでも、やり繰りすることで生活はできるものです。何よりも貴女のご両親はそうやって貴方を育ってきたはずなのに何故そう感じてしまうんでしょう。

■幸せを感じとれない理由

幸せを感じれない理由の一つに、他人との比較によって幸福の度合いを感じる習慣があげられます。

他人と比較することで自分が惨めになったり、悔しくなったりするものですが。上には上があります。際限のない惨めさに押しつぶされてしまう人生は真に悲しいものです。

貴方は貴方です。個性の違いがあるように、人それぞれの幸せのかたちも皆違うものです。

当たり前、普通・・・

その言葉をまず疑ってみることです。自分なりの絶対価値基準を持たない以上、与えられた価値基準を抱き続ける間、貴方は幸福を感じ取ることはできないはずです。

当たり前の話ですか。「幸福」とは与えられるものではなく、貴方の脳が幸せだと感じることで実感するようになっています。つまり、脳の感じ方を変えてあげないといけないのです。既にインストールされてしまった価値基準を一旦デリートしなければなりません。その方法はいくつかありますが。

それは明日記事にすることとしましょう。今日は貴方の幸せの価値基準。つまり普通とは一体何かを考えてみてください。

それではまた。


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