※お詫び:先ほど文章作成中の記事が掲載されておりました。

       改めてご覧いただくことをお勧めいたします。



前回は愛は「関心を寄せる」ことから始まるについてお話しました。


今日は、愛を構造的に考えてみようと思います。



「愛」の構造というと難しいですが、成り立ちといったほうが解り良いかもしれませんね。


「愛」の要素について、とある精神医学者はこのように説明しています。


 ①気づかい

 ②責任

 ③尊敬

 ④知る


から成り立っています。それでは一づつそれを解説していきましょう。


①気づかい


愛の根元は母の愛であると過去申し上げました。この「気づかい」jこそ母性のはたらきによる「愛」をあらわした行動はないでしょう。

子を宿し産んだ母は、幼子に対して無償の愛を施します。もの言えぬ子の様子を察知し、乳を与え、泣く子をあやし、風呂に入れ、快適な環境を与える。そこには「子供への気づかい」がある。

愛とは愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。この積極的な配慮(行動・動機)のないところに愛はない。


「気づかい」は、相手を受け入れる心(「責任」)がないと成立しない。


②責任


「責任」とは他人の要求に応じられる用意があるという意味である。愛する人は自分に責任があるのと同時に、同胞(家族、友人など)にも責任を感じる。母子の関係であれば生理的欲求に対する気づかいであり、大人どうしの愛の場合は、相手の精神的な求めに応じることである。


「責任」とは受け入れる心であるが。


「責任」は、相手に対する「尊敬」が欠けていると、"支配や所有へと堕落してしまう”。


③尊敬


「尊敬」とはその語源(respicere=見る)から、人間のありのままの姿をみて、その人が唯一無二の存在であることを知ることである。「尊敬」とはその人らしく成長していくように気遣うことである。当然、自分が独立した一個の個性をもった存在でなければ、人を「尊敬」することはできない。つまり、独立したとは、人の助けを借りずに自分の足で歩き、他人を支配したり、利用したりしない一個の個人を指す。


人を「尊敬」或いは「気づかう」には相手を「知る」ことが必要である。


④知る


相手の立場に立って、その人を見ることが出来たときはじめて、その人を知ることができる。

例えば、相手がもの言わずとも「怒り」をもっていたとする、その彼がなぜ怒っているのか、その真相は難であるのかを推し量る心が「知る」ということである。人を知ることは心の一体感が求められる。相手の心の奥底にある心の淵に貴方が佇まなければならない。




とても難しい内容かもしれませんが。


少し貴方に目線に併せて例え話をしてみましょう。


貴方には可愛いペットがいたとしましょう。


貴方は友達に「私のペットとても可愛いの。愛しているの。」と主張していたとします。


貴方は、ペットを愛玩として最高の愛情をもって可愛がりますが。


しかし、ペットに餌を与え、風呂に入れ、病気のときは付き添い、


自宅で常に言葉をかけているのは、実はお母さんだったりします。


それは「気づかい」の点では母の愛には及びません。


また、ペットが貴方に対して、愛して欲しい、可愛がって欲しい


と思うとき、貴方は自分のことばかりに目が向いてしまい


ペットの愛を受け止めないでいることもあるかもしれません。


何より、ペットの成長や生命の維持を暖かく見守ることは、


愛玩という一方的(支配、所有)な愛情の上では


愛は成立していないともえいます。


また、ペットの考えに立ち、彼が不満に思う心を受け止めることができず


ペットの心が離れていくことに築かないでいるとしなたらば、


貴方はペットに対して「愛」を抱いていないことになるのです



といった具合です。



実はこのたとえ話は貴方の異性に対する愛のあり方についても


同じことがいえるのです。



先ほどの「ペット」の部分を「異性」や「友人」、「家族」という言葉に代えてみてください



「気づかう」という行動や動機には無償の愛が潜みます。


「責任」ある恋愛とは相手を受け入れることです。


「尊敬」とは貴方が自立し、相手の素のままを知り受け入れることです。


そして「知る」力によって、相手のものいわぬ心を見抜き、「気づかい」への衝動へ心が動くのです。



もっと簡単にいうと


異性に対して貴方は行動として愛情をしめしていますか?(気づかい)


異性に対して貴方は、精神的な求めに対して心を開いていますか?(責任)


異性に対して貴方は、独立した個性の視点をもって相手の成長を願っていますか?(尊敬)


そして異性に対して貴方は、心の一体感をもって異性の心を理解していあすか?(知る)



今日一度貴方の「愛」について省みてはどうでしょうか。


手直しする必要があれば、明日からでも遅くはないはずです。



最後に一言


人は愛するより、愛されたい動物です。


しかし、愛することの本質をしらなければ、

愛されることは歪んだものになってしまうことも


忘れないないようにしましょうね。




それでは

恋愛マスター